琴葉「ねぇホント!?」
恵美「いや、いくらアタシでも断る時はビシっと言うから、そんな安い女じゃないよ~」
琴葉「そっか…… それじゃあ私のお願い聞いてくれないよね……」
恵美「あっ……」
恵美「イヤイヤ! 琴葉は親友だから! 頼まれたら何でもするって!」
琴葉「ホント!?」
恵美「えっ?」
琴葉「私の頼みなら聞いてくれるよね!」
恵美「いや、いくら何でもデートって…… 急過ぎるしさ……」
琴葉「そっか…… そうだよね、いきなり言われても恵美にも都合とかあるよね……」
恵美「あっ……」
恵美「だ、大丈夫大丈夫! 今日偶然予定空いてたし、それによく考えたらデートっていつもみたいに町ブラブラ歩くだけじゃん! 行こ行こ!」
琴葉「ホント!?」
琴葉「ねぇ恵美…… 手…… 繋いでもいい?」
恵美「手? まぁいいよ」
琴葉「恋人繋ぎでも…… いいかな…… ?」
恵美「えっ?」
琴葉「デートだしいいよね!」
恵美「いや、普通に手繋ぐならいいけど、恋人繋ぎはちょっと……」
琴葉「そっか…… 恋人じゃないのに恋人繋ぎなんて変だよね……」
恵美「あっ……」
恵美「う、うん! 最近は女子同士でもよく恋人繋ぎしてインスタとかに画像あげてるし、そんくらい普通だよね!」
琴葉「ホント!?」
恵美「えっ?」
琴葉「女の子同士でも愛があればいいよね! お願い!」
恵美「いや、流石に付き合うのはさ…… ほら、アイドルって『恋愛禁止』って言うし、それに同性愛って色々大変そうだし……」
琴葉「そっか…… うん、付き合ってることバレちゃったら私も恵美もアイドル続けられなくなっちゃうもんね……」
恵美「あっ……」
恵美「い、いいよ! 付き合お琴葉! 実はアタシ琴葉のこと前から好きで…… でも勇気出なくて告白出来なかったんだ!」
琴葉「ホント!?」
恵美「ホントホント! 琴葉じゃなかったらデートなんてしないから! それにうちの事務所よく考えたら付き合ってる子沢山居るもんね! うん!」
恵美「デート…… は今してるよね……」
琴葉「キス…… したくなっちゃった……」
恵美「えっ?」
琴葉「恵美から…… して欲しいな……」
恵美「いや、流石に…… 恋人でもキスは3回目のデートって言うじゃん?」
琴葉「そっか…… そうだよね…… 恵美はそんないきなりキスするような軽い女じゃないもんね……」
恵美「あっ……」
恵美「ね、ねぇ琴葉…… 目、閉じて」
琴葉「ん……」
恵美「ちゅっ」
琴葉「えっ……」
恵美「今はほっぺで我慢…… して…… ね?」
琴葉「う、うん……」
恵美「えっ?」
琴葉「今日は沢山楽しいことがあったし、あそこで休憩して恵美とゆっくりお話したいな…… だ、だ…… ダメぇ…… ?」
恵美「いや、翼のマネ似てないし! て言うかやった後恥ずかしがっちゃダメでしょ! て言うか流石にあのキラキラしたお城は無理だって! アタシ未成年だし!」
琴葉「そっか…… 私はモノマネ下手だし、それに恵美は早く帰りたいのに私だけ休憩したいなんて言ってごめんね、それに私のモノマネ下手でごめんね……」
恵美「あっ……」
恵美「そ、そうだね! アタシも足疲れてきたし、そろそろ休憩しよっか! あそこ『女性同士で休憩OK』って書いてあるし!」
琴葉「ホント!?」
恵美「うん! モノマネは似てない!」
琴葉「ねぇ恵美」
恵美「だ、ダメダメダメ! いくらアタシが流されやすいからってそれはダメ!」
琴葉「どうしても…… ?」
恵美「ダメ!」
琴葉「ダメぇ?」
恵美「似てない!」
琴葉「……」
恵美「あ、これリアルにショック受けるんだ」
琴葉「どうしても……?」
恵美「こういうのはもっと特別な日にしないと…… でしょ?」
琴葉「私にとっては恵美と過ごす毎日が特別なんだよ?」
恵美「ん……」
琴葉「何気ない日も、恵美と一緒だから楽しくて、一緒に居るそれだけで特別なの」
恵美「んん……」
琴葉「ねぇお願い……」
恵美「……」
恵美「……いいよ」
琴葉「ホント!?」
恵美「こんなことするの…… 琴葉だけだからね?」
オワリ
http://i.imgur.com/obJvHIV.png
付き合って一日でそこまでいくとは琴葉凄いな
乙です
>>1
所恵美(16) Vi/Fa
http://i.imgur.com/TaxnIwo.jpg
http://i.imgur.com/GNH7iGY.jpg
田中琴葉(18) Vo/Pr
http://i.imgur.com/XvIG0ge.jpg
http://i.imgur.com/8gnV52y.jpg
いいね……いい
乙
早くエレナ読んできて止めさせなきゃ
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