ミリP(以下、P) 「俺は今から仕事だっての……真美とやってくればいいじゃないか」
亜美 「真美はオシゴトっしょ→!なんで真美と違う予定にしちゃったのさ→?」
P 「いやぁ、先方からの要求としか……」
亜美 「ムカッ、それはアイドルとして聞き捨てなりませんな→?」
P 「仕方ないだろ、こればっかりは俺にも予定が弄れないんだから」
亜美 「じゃあ、兄ちゃん遊んでよ→!タイクツだってば→!」
P 「生憎、今日は仕事が山積みだ。これの処理、音無さんだけに任せられないんだよ」チラッ
音無小鳥(以下、小鳥) 「ごめんなさい……まさか、こんなミスを見落としてたなんて」シュン
P 「間違いなんて誰にだってありますよ。とっとと取り返して祝杯挙げましょう」ニコッ
小鳥 「プロデューサーさん……はい!やってやりますよ!」グッ
亜美 「…………」
P 「ってわけだからさ、今日はおとなしく自主レッスンしておいてくれ。あ、学校の宿題やってるのとかでも構わないぞ」
亜美 「……分かったYO」トボトボ
P 「……アイツ、なんか意気消沈しすぎじゃないですか?ちょっと構ってやるべきだったかな……」
小鳥 「ぷ、プロデューサーさん!こちらの書類も誤記載だって先方からご連絡が!」
P 「クソッ、まだ増えるのか!分かりました、俺が代わります!」
―――――
亜美 「兄ちゃん……最近構ってくれなくなった」ショボン
秋月律子(以下、律子) 「あら、亜美じゃないの。どうかした?」
亜美 「りっちゃん……あのさ、兄ちゃん最近忙しいよね?」
律子 「へ?まぁ、そうねえ。昔の13人プロデュースしてた頃よりは忙しくしてるんじゃないかしら」
律子 「なんたって人数が段違いだから……って亜美、なんでそんな事聞くのよ」
亜美 「な、何でもないよりっちゃん」アセリ
律子 「あーみー?まさか、また何か企んでるんじゃないでしょうね?」ギロッ
亜美 「そ、そんなんじゃないよ!それじゃ!」タッタッタ
律子 「あっ、亜美!待ちなさいって!」
亜美 「やっぱり、兄ちゃん忙しいんだよね……」
亜美 「どうしようかな……」
――――――
P 「くそっ、流石にタスクが多すぎる……」
小鳥 「プロデューサーさん、流石にお腹が……」
P 「そういや、今日は働きづめか……すみません、次の仕事一段落つけたらご飯食べましょう」
小鳥 「はいぃ……が、頑張りますよぉ!」グッ
ガチャリ
木下ひなた(以下、ひなた) 「プロデューサー?いるかい?」
P 「ひなた?どうしたんだ?」
ひなた 「んとね……これ、あげようと思ってたんだべさ」スッ
P 「?これは……リンゴか?」
ひなた 「うん!実家から送られてきたんだぁ」ニッコリ
小鳥 「うわぁ……凄いわね、こんな瑞々しいリンゴ初めて見たわ!」
ひなた 「褒めてもらえると、ばあちゃんも喜ぶよぉ」ニッコリ
P 「凄いな……これ、貰っても良いのか?」
ひなた 「もちろん!その為に持ってきたからねぇ」
P 「そうか……じゃ、半分くらい残しておいて、後で春香にアップルパイでも作ってもらおうか」
ひなた 「わぁ!春香さんのアップルパイかぁ、美味しそうだねぇ」
小鳥 「春香ちゃんはなんでも出来る子扱いねぇ……じゃ、私がカットしてきますね」スクッ
P 「良いんですか?」
小鳥 「勿論ですよ、余ったのは冷蔵庫にしまっておきますね」トコトコ
小鳥 「お待たせしましたー」トコトコ
P 「意外と、普通にカットされてる……」
小鳥 「私をなんだと思ってるんですか!?私だって一人暮らしなんですから料理位出来ますよ!」
ひなた 「わぁ、綺麗なうさぎさんやねぇ……小鳥さんも、たーんと召し上がれ」
小鳥 「いいの、ひなたちゃん?」
ひなた 「もっちろん!ばあちゃんたちも、その方が喜ぶべさ」
小鳥 「ありがとう!じゃ、この世のすべてに感謝を込めて……いただきます!」
P 「まったく、いつも大仰なんだから……ひなた、ありがたく頂きます」
ひなた 「どうぞどうぞ、召し上がれ~」
P 「はむっ……おっ、美味い!」
小鳥 「蜜が甘いわぁ……天然もののおいしさって感じねえ」シャクシャク
ひなた 「本当かい?それなら良かったよぉ」ホッ
P 「……あれ、ひなたは食べないのか?」
ひなた 「あたしはいいよぉ、帰ればいっぱい食べれるから」
P 「いや、そういう訳にもいかないだろ……そうだなあ」
小鳥 「食べさせてあげたらどうです?北海道にはプロデューサーさんはいませんし!」
小鳥 「なーんて……」チラッ
P 「それもそうですね。ひなた、口開けて」
ひなた 「い、いいのかい?」カァ
P 「こんな美味しいもん、皆で食べないとか罰が当たっちゃうからさ。ほら、あーん」
ひなた 「あ、あーん……」パクッ
P 「どうだ、ひなた?って、美味いのは知ってるか」ハハハ
ひなた 「……いんや、今まで食べたどのリンゴよりも美味しかったよぉ」エヘヘ
ひなた 「プロデューサー、もう一口貰ってもいいかい?」
P 「ああ、どんどん食べな」スッ
ひなた 「あむ……うん、美味しいねえ!」キラキラ
小鳥 「……また、イチャついてる……」ドヨーン
―――――
亜美 「ひなぴー、羨ましいYO……」
亜美 「亜美はどうしよう……ひなぴーんちみたいに美味しそうな食べ物とれるわけじゃないし……」
亜美 「うあうあ→!どうしよ→!」
亜美 「……あり?そういえば、この前真美とド○キ行った時に……」
亜美 「そ→だよ!アレなら、きっと兄ちゃんも満足するに違いないYO!」
亜美 「じゃ、早速行ってみよ→!」タッタッタ
―――――
ひなた 「ふわぁ、お腹いっぱいだねぇ」ニッコリ
P 「悪いな、美味しそうに食べてくれるからついつい……」
ひなた 「あたしはいいよぉ……それより、プロデューサーあんま食べられなかったんじゃ」
P 「はは、ひなたが美味しそうに食べるのの見てるだけで幸せになるからな……構わないよ」
ひなた 「もぉ……プロデューサーは優しいんだねえ」
小鳥 「……この女ったらしめぇ」ボソッ
ひなた 「小鳥さん……美味しくなかったかい?」シュン
小鳥 「そんな事ないわよ!とっても美味しかったわ!」
ひなた 「それは良かったよぉ!」パァアア
小鳥 (ぐぅ!この笑顔を前にして……悪い事なんて考えられないわ!)
小鳥 「私の、負けね……」フッ
P 「音無さん……?」
小鳥 「なんでもありませんよーだ」ベー
バターン
亜美 「に→ちゃ→ん!亜美からの差し入れだよ!」
P 「亜美?差し入れって……」
亜美 「んっふっふ~、これに決まってるっしょ!」
ひなた 「これは……なんだべさ?亜美シショーのおうちで作ってるのかい?」
小鳥 「いや……これはどうみても……」ヒキッ
亜美 「そう、まいう棒だYO!」バーン
P 「……いや、な?急にまいう棒の詰め合わせ持ってこられても困るんだが……」
小鳥 「30本詰め合わせだわ……間違いなく、ド○キで買えるアレね」
ひなた 「へぇ~これ、美味しいのかい?」
亜美 「モッチロンだよひなぴー!ささ、一つ食べてみなされ!」パリッ
ひなた 「ありがとぉ……はむっ」パクリ
亜美 「ど→お?」
ひなた 「わぁ……美味しいねえ。不思議な味がするよぉ」
亜美 「でしょ→?さ、兄ちゃん達もドンドン食べちゃってYO!」
P 「お、おう……」スッ
小鳥 「大丈夫ですよ、プロデューサーさん……今日は、外回りの予定ないですし」ブルブル
P 「確かに事務処理だけですけど……」パクリ
P 「うん、普通に美味いな」
小鳥 「ただ、口臭が……」
亜美 「コ→シュ→?」キョトン
小鳥 「いいえ、なんでもないのよ亜美ちゃん……」モグモグ
P 「歯磨きキッチリとすれば大丈夫……大丈夫な筈ですから」モグモグ
亜美 「…………」
―――――
亜美 「兄ちゃん……なんかあんまり美味しそ→に食べてなかった気がする……」
亜美 「そりゃ、ひなぴーのお家でとれたリンゴの方が美味しいもんね……どうしよ→」ズーン
亜美 「……やっぱり、亜美のシンコッチョーはイタズラ、だよNE!」
亜美 「そうと決まれば……」サササッ
―――――
P ゴクリ
小鳥 ゴクリ
P 「ふぅ……すみません、助かりました」
小鳥 「いえいえ、ブレスケアは社会人のエチケットですから」ニコリ
P 「俺今日忘れちゃったんで……流石に営業出ないとはいえ、突然の応対が出来ないのは困りますから」
小鳥 「ははは……亜美ちゃんも多分、プロデューサーさんを労ってあげたかったんだと思いますよ?」
P 「それなら成長したって褒めてやるべきでしたかね……失敗したな」
小鳥 「また事務所に来たら、いっぱい褒めてあげてください」
P 「そうします……」
P 「さ、仕事やっちゃいましょうか!」バッ
小鳥 「おーっ!」グッ
ガチャリ
野々原茜(以下、茜) 「はいはーい!カワイイカワイイあっかねちゃんの登場だよー!」バーン
P 「茜……流石に、今から構ってやれる時間はないからさ」
茜 「そんなっ!?プロちゃん、茜ちゃんとの絆はそんな程度だったというの!?」ガーン
茜 「でもでもっ、茜ちゃんは諦めないよ……茜ちゃんと触れ合う時間がなくて寂しいプロちゃんの気持ち、痛いほど伝わってくるからね!」
P 「俺の仕事が終わらないこのやるせない気持ちが伝わってればよかったのにな……」グッタリ
小鳥 コソコソ
茜 「もー、今日のプロちゃんはノリが悪いなー」ムスー
P 「仕方ないだろ、これ終わらなかったら俺帰れないんだから」
茜 「あー……それはマズいかもだね」
P 「だろ?だから、俺は仕事に……」
茜 「しかーし!そんな仕事の奴隷と化したプロちゃんを、カワイイ茜ちゃんがお助けするのだーッ!」バーン
P 「奴隷ってなんだ奴隷って!って、あれ?このペン……」
茜 「ふっふっふー……目の付け所がシャープだねプロちゃん!そう!これが茜ちゃんプロデュースの新商品!その名も、茜ちゃんボールペンなのだー!」
P 「普通じゃねえか!……あ、押すとこが茜ちゃん人形になってる」
茜 「ささ、プロちゃん!その人形の頭をやさーしく……ね?」
P 「優しく、ねぇ……」ナデナデ
ワァ アカネチャンウレシイ!
P 「はぁッ!?」ビクッ
茜 「どお?この素晴らしい機能は!」
P 「こえーよ!なんだこれ、テスト中に鳴ったら大騒ぎだぞ!」
ナデナデシテー ナデナデシテー
茜 「ちなみに、一旦電源が入るとなでなでを要求するようになるよ!」
茜 「いやー、これは間違いなく商品化だね!プロちゃん、この案パクっていいよ!」
P 「デザインだけは企画に組み込んでやろう……だが、これ以上の邪魔は許さん!」バッ
茜 「えーっ、プロちゃーん!」
P 「俺はこれから仕事なの!」
茜 「つまんないじゃーん!ほら、もっと茜ちゃんに構ってくれて良いんだよ!」ダキッ
P 「離せェッ!」バタバタ
―――――
亜美 「茜ちん……楽しそうでいいな→」
亜美 「でも、兄ちゃんにメイワクかけるのも悪いし……」
亜美 「…………」
亜美 「『急がば真っすぐ進んじゃおう』だよね、はるるん!」
亜美 「んじゃ、早速!」シュタタ
―――――
茜 「ぷーろーちゃーん!」グラグラ
P 「揺らすな……手元が狂うだろー」
小鳥 「もう……折角だし構ってあげたらどうですか?」
P 「これ終わらせないと帰れないですし……どうすんだ、マジで」ドンヨリ
小鳥 「わ、私も精一杯頑張りますから!」
P 「頑張りましょう……」
バターン
亜美 「やっほ→兄ちゃ→ん!」
P 「マジかよ……神様は死んだのか?」
小鳥 「し、仕事……!」ガクブル
亜美 「さぁ兄ちゃん君や!何をして……」ブチッ
亜美 「ブチッ?」チラッ
すっぽ抜けたコンセント
小鳥 「」
茜 「あ、あらら……?」
P 「……音無さん?音無さんってば」
小鳥 「……データが、データが」ウルウル
亜美 「あ、あちゃぁ……」アセアセ
茜 「こ、これはマズイんじゃ……?」ガクブル
P 「音無さん。端的に、状況を」
小鳥 「データが飛んじゃいましたー!セーブしてなかったのにぃいいい!」ウワァアアン
P 「なんでセーブしとかないんですか!?変わりませんね、貴女は!」
小鳥 「変わらない私を……好きでいてくれる?」ウルッ
P 「ふざけてる場合じゃないでしょ!ああ、もう……早くリカバリーしないと」
トコトコ
律子 「なんだか騒がしいですね……」トコトコ
P 「りつこぉ!」ウルウル
律子 「うわぁ!な、なんですかプロデューサー……ちょっと気持ち悪いですよ」ヒキッ
P 「律子……お前は、女神だ……救世主だ」ヒシッ
小鳥 「りつこさぁああああん!!」ビエエエ
律子 「小鳥さんまで……いったい何事ですか?」
小鳥 「じ、実は……」
亜美 「あっ、これは」ビクッ
茜 「マズイ予感だね……」アセリ
カクカクシカジカ
律子 「……ふーん」ギロッ
茜 「ひぃっ!」ビクッ
亜美 ビクビク
律子 「まったく……アンタ達ねえ」
亜美 「り、りっちゃん……」ブルブル
律子 「とにかく二人ともこっちに来なさい!」ガシッ
茜 「ぷ、プロちゃん助けてー!」ジタバタ
P 「すまん、流石に擁護出来ないかな……」
小鳥 「南無……私のデータ」
―――――
律子 「さて、二人とも!どーしてこういう事になったのか……きっちりと説明してもらおうかしら!」
茜 「ご、ごめん……うにゃぁ」
亜美 「ご、ごめんなさい……」ペコリ
律子 「?あら、今日はやけに素直ね」
茜 「プロちゃん、結構辛そうだったから……茜ちゃん、反省」
律子 「賢明ね……できれば、こうなる前に気が付いて欲しかったけど」
亜美 「ご、ごめんねりっちゃん……亜美がコンセント抜いちゃったから」シュン
律子 「まぁ、懲りずにセーブする癖付けない小鳥さんも小鳥さんだから」ハァ
亜美 「ごめんなさい……」ショボーン
律子 「……ねぇ、亜美。今日、朝会った時もおかしいなと思って声をかけたんだけど」
律子 「何か隠してない?私に聞かれたくない事なら、これ以上詮索しないけど」
亜美 「センサク?」
律子 「これ以上は聞かないって事よ。で、どうなの?」
亜美 「……最近、兄ちゃんと遊んでないなって」シュン
律子 「遊ぶって、アンタねえ……プロデューサーだって仕事があるんだから、遊ぶこと自体がおかしいのよ?」
亜美 「遊ぶのがダメなら、オシゴトでもいいよ!けど、最近の兄ちゃん忙しいから……」
律子 「……亜美、もしかして寂しくなったの?」
亜美 「……うん」コクッ
律子 「まったく……それなら普通に話に行けばいいでしょ?わざわざイタズラなんてしなくていいのよ」フゥ
亜美 「でもさ!亜美、いっつもイタズラばっかりだったから……」
茜 「亜美ちゃん……気持ちは良く分かる、確かに最近のプロちゃんは構ってくれない!」
亜美 「だしょだしょ→?だから……」
律子 「……ふぅ、不器用ねえ。そんな事わざわざしなくてもいいのに」
律子 「いーい?人に構ってもらうのはイタズラだけじゃないのよ?」
亜美 「えっ?でもさ、イタズラしないと兄ちゃんずっと仕事したまんまだよ?」
律子 「まぁまぁ見てなさい……茜もちょうどいいわ、ついてきて」
茜 「う、うにゃー?」キョトン
―――――
律子 「プロデューサー、話があるんですけど」
P 「あれ、二人の説教は終わったのか?」
律子 「ええ、まぁ」
P 「そうか……で、話ってなんだ?」
律子 「はい、実は会議室に結構埃が積もってて……」
P 「ああ、さっき入ってったもんな……で、それがどうかしたか?」
律子 「さっきのイタズラの罰も兼ねて、茜と亜美の二人で掃除させようと思うんですけど」
亜美 「!?り、りっちゃん!それは横暴ってもんだZE!?」ギョッ
律子 「だまらっしゃい!」キッ
律子 (いいから、ここは私を信じなさい!)
亜美 (りっちゃん……分かった、信じる!)グッ
P 「二人で大丈夫か?なんなら俺も……」
律子 「プロデューサー殿は今てんてこまいになってる仕事優先でしょう?私も手伝いますから、とっとと終わらせましょう」
P 「ホントか!?ありがとう律子、助かるよ!」パァアア
律子 「……さて」
茜 「律子さん……」ブルッ
律子 「そんな怯えられるとこっちが困るわ……」
亜美 「りっちゃん、これからど→するの?」
律子 「勿論、二人にはとりあえず掃除してもらうわ。会議室が汚かったのは事実だしね」シレッ
亜美 「結局、いつもと変わらないじゃんYO!?」ガーン
律子 「話は最後まで聞きなさい……今日は逃げないで、きちんとやりなさい。いいわね?」
亜美 「き、きちんと?」
律子 「そうよ。そうしたら、きっと私が言いたかったこともわかると思うから」
亜美 「……うーん」
茜 「亜美ちゃん、ここはひとつ律子さんの作戦に乗ってみようよ!」
亜美 「茜ちん……よし、分かった!やってやるZE、りっちゃん!」グッ
律子 「その意気よ!さ、頼んだからね!」
亜美 「アイアイサー!」
―――――
亜美 「……なんか、罠にはめられた気が……」
茜 「ど、どーかにゃー……?」
亜美 「うあうあ→!これじゃ、りっちゃんのおもいルツボだよ→!」
茜 「思う壺の間違いじゃない?」
亜美 「そ、そ→ともいうけどさ……」
茜 「……よし!宣言したからには、ピッカピカにしてやろうじゃないの亜美ちゃんや!」
亜美 「茜ちん……そうだね!」パァア
茜 「よーし、まずは高い所からだよ!埃落として、その後掃除機かけじゃー!」
亜美 「おー!」
―――――
P 「……よっし!これで終わりだ!」
小鳥 「つ、疲れましたよぉ……」
律子 「小鳥さんはデータのセーブくらい習慣化してください……ともあれ、お疲れ様でした」
P 「ありがとう律子!お前が居なきゃ、こんなに早く終わってなかったよ!」
律子 「今度、何か奢ってくださいね?それでチャラにしてあげます」
P 「ああ、何でもいいぞ!」
律子 「そうですかー?じゃ、回らないお寿司でも頼んじゃおうかなー」ニヤッ
P 「……俺の財布がもつ範囲でな」アセアセ
小鳥 「そういえば、亜美ちゃん達はどうなったんでしょう?ずっと掃除しっぱなしですよね?」
律子 「そうですね……ちょっと見に行ってみましょうか」
―――――
P 「亜美、茜!どうなってるー?」
亜美 「あっ、兄ちゃ→ん!」パタパタ
茜 「プロちゃん……どうだい?コイツは」ニヤッ
P 「おっ?」キョロキョロ
小鳥 「凄いわ……埃がなくなってて、とっても居心地が良くなってる!」
亜美 「亜美達がホンキを出せば、ざっとこんなもんだZE……」フッ
P 「亜美!?」ガシッ
亜美 「に、兄ちゃん……?」
P 「お前、大丈夫か?ここまでやるなんて……疲れたろ」
亜美 「へ、ヘーキだよ!兄ちゃんが苦労してるからこれくらいはNE!」
P 「……亜美、何かあったのか?」ジッ
亜美 「な、何にもないよ→」ダラダラ
P 「嘘つかなくていいよ。どうしたんだ?」
亜美 「……兄ちゃんが、最近構ってくれないから」ボソリ
P 「何?構ってくれないって言ったのか?」
亜美 「そ→だよ!最近、一緒に遊んでくれないじゃん!」
P 「ああ……まぁ、担当してるアイドルが増えたからなあ」
小鳥 「だから、構ってもらおうとしてたのね?」
亜美 「……うん」コクリ
P 「……まったく」ナデナデ
亜美 「兄ちゃん?」
P 「ごめんな、仕事が多いからってほっとかれたら寂しいもんな」ヨシヨシ
亜美 「に、兄ちゃーん!」ダキッ
P 「今日はよく頑張ったな、お疲れ様」
亜美 「……も→、遅すぎだYO!」
P 「ホント悪かった……」
茜 「ぷ、プロちゃん……茜ちゃんは!?」
P 「はいはい、こっちにおいで」
茜 「プロちゃーん!」ダキッ
P 「……落ち着いたか?」
亜美 「う、うん……ごめんね、兄ちゃん」
茜 「久々のプロちゃん分補給……茜ちゃん的には大満足かな!」
P 「そうか、それは良かった」ホッ
律子 「亜美?とりあえず……」
亜美 「分かってるよ、りっちゃん!」
亜美 「ピヨちゃん、コンセント抜いてごめんなさい!」ペコリ
小鳥 「ふふ、もう気にしてないから大丈夫よ」ニッコリ
P 「……そりゃ、仕事は大体律子がリカバリーしましたからね」
小鳥 「うぐっ、それを言われると」グサリ
律子 「……ね?構ってくれたでしょ?」
亜美 「りっちゃん……うん!」パァアア
律子 「どうせ構ってもらうなら、人の為になる事して構ってもらいなさい」フフッ
亜美 「あいあいさ→!」ビシッ
P 「……さて、亜美も一回り成長したところで」
小鳥 「みんなで打ち上げ、ですね!」
P 「勿論、俺の奢りだ!」
茜 「やったー!プロちゃん、おっとこまえ~!」
律子 「良いんですか?」
P 「二人とも、こんなに会議室綺麗にしてくれたしな。これくらいやっても問題ないだろ!」
小鳥 「ゴチになります!」
P 「…………」
律子 「おはようございまーす」
P 「おっ、律子か。おはよう」
小鳥 「おはようございます、律子さん」
律子 「二人とも早いんですね……まさか、また仕事が」ジトッ
P 「違う違う。今日は、早く来る必要があってな」
律子 「?」
亜美 「兄ちゃーん!これぐらいでどう?」バタバタ
P 「……オッケー、これぐらいの分類で頼む!」
亜美 「りょ→か→い!」タッタッタ
律子 「亜美何やってるんですか?」
P 「ああ……律子、亜美の趣味って覚えてるか?」
律子 「趣味ですか?えーと……確か、エコでしたっけ」
P 「ああ、それで亜美が事務所のゴミ分別してくれるって言ってくれてな」
小鳥 「分別甘かったですからねえ……また厳しくなりましたし」
P 「そうですね、だからこそ助かりますけど」
律子 「亜美に任せておいて平気なんですか?」
P 「勿論。ま、期待して待ってよう……律子は、自主レッスンか?」
律子 「また書類在ったら片づけようかと思ってたんですけど……なさそうなんで、部屋借りますね」
P 「分かった、一応全部空いてるはずだから一番奥のとこ使ってくれ」
律子 「了解です、ではまた」スタスタ
―――――
亜美 「兄ちゃん!これでどーよ!」バーン
P 「……よし、完璧!ありがとな亜美!」ナデナデ
亜美 「んっふっふ~もっと褒めてくれたっていいんだZE!」テレ
P 「そうか……それなら」トコトコ
亜美 「?」
P 「じゃーん!茜が大好きなとこのプリンだ!特別に……頑張ってくれた亜美にやろう!」
亜美 「ほ、ホント!」キラキラ
P 「おう、味わって食べてくれ!」
亜美 「んじゃ、早速……いただきま→す!」パクリ
P 「……どうだ?人の役に立って食うプリンは旨いか!」
亜美 「サイッコウだぜ兄ちゃん!」グッ
双海真美(以下、真美) 「……なんか、真美だけ損したような」
律子 「あ、真美……」
真美 「真美だって兄ちゃんに構って欲しいのに……」
真美 「もう、兄ちゃんのバカ→!」
おしまい
紬が可愛い……かまちょ書きたいけど石川弁がきつすぎるんじゃ
ところで、朋花のダイマはないかね(唐突)
乙です
>>1
双海亜美(13)Vi/An
http://i.imgur.com/xni8HMq.jpg
http://i.imgur.com/3gkJkV0.jpg
>>2
音無小鳥(2X)Ex
http://i.imgur.com/hFRWAa5.jpg
http://i.imgur.com/3BkZKTj.jpg
>>3
秋月律子(19)Vi/Fa
http://i.imgur.com/kofYeNC.jpg
http://i.imgur.com/eAoZW2d.jpg
>>4
木下ひなた(14)Vo/An
http://i.imgur.com/511O6tp.jpg
http://i.imgur.com/PiGjz7i.jpg
>>15
野々原茜(16)Da/An
http://i.imgur.com/rfd5ZlE.jpg
http://i.imgur.com/EdwHMC4.jpg
>>38
双海真美(13)Vi/An
http://i.imgur.com/3BaVCj5.jpg
http://i.imgur.com/sJ1dvlL.jpg
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