……でもこの話続かないから問題ないような
・多少のキャラ崩壊
・短めかつありきたり
・多少の間違い・表記ブレは脳内補完お願いします
最初の奴【ミリマス】琴葉「プロデューサーが構ってくれない」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1493993271/
エミリー スチュアート(以下、エミリー) 「……あの、仕掛け人さま?」
ミリP(以下、P) 「ん、どうしたエミリー?」
エミリー 「い、いえ……本日はどのような予定だったかと思いまして」
P 「ああ……今日は伊織とレッスンだな。3階の部屋を使ってくれ」
エミリー 「は、はい!頑張ってきます!」
P 「おう、気を付けてな」
ガチャリ
水瀬伊織(以下、伊織) 「エミリー、いるー?」
エミリー 「伊織さま!はい、今行きますね!」トコトコ
―――――
エミリー 「一、二……あいたっ!」コケッ
伊織 「あっ、エミリー!……大丈夫?」
エミリー 「す、すみませんでした伊織さま……」
伊織 「良いのよ。ケガはしてないわね?」
エミリー 「はい、大丈夫です!」
伊織 「……ねぇ、エミリー?最近、アンタ何か変じゃない?」
エミリー 「そ、そう見えますか……?」
伊織 「見えるわよ。いったいどうしたの?訳があるなら話して頂戴」
エミリー 「ええと、実は……最近、仕掛け人さまとお話しできていないので」モジモジ
伊織 「プロデューサーと?まったく、アイドルの方針すら話し合わないなんて何やってるのかしら……」スタスタ
エミリー 「あ、あの伊織さま!?」
伊織 「文句言ってきてやるわ。いくら最近忙しいからってかまけ過ぎよ!」プンプン
エミリー 「ち、違います!ちゃんと、仕掛け人さまとは話し合ってるんです!」
伊織 「あら、そうなの。じゃあ何が問題なワケ?」
エミリー 「そ、その……最近の仕掛け人さま、色々な子とお話したり、遊んだりしてますよね?」
伊織 「ああ……最近はちょっとは改心したみたいね。まったく、私たちだけ受け持ってた時はやれてたんだから最初からやれってのよ」ニヒヒッ
エミリー 「そ、それで……」モジモジ
伊織 「?エミリー、それが不満なの?」
エミリー 「……最近、仕掛け人さまと皆様が仲良くしているのを見て、その……」モジモジ
伊織 「?……あー、そういう事ね」ティン
伊織 「エミリー、アンタも構って欲しいんでしょ?プロデューサーに」ニヤッ
エミリー 「そ、そんな事は!」アセアセ
伊織 「もー、隠さなくたっていいのよ?」ケラケラ
エミリー 「……仕掛け人さまと、もっと普通にお話がしたいです。いつもはお仕事の話ばかりですから」シュン
伊織 「そこまで言うなら言いに行きましょ!ほら、伊織ちゃんも手を貸してあげるわ!」
エミリー 「そ、そんな伊織さま!は、はしたないですし……」モジモジ
伊織 「まったく……エミリー?アンタ、大和撫子ってのを勘違いしてるわよ?」
エミリー 「へっ、勘違い……ですか?」
伊織 「そうよ!大和撫子ってのはね、そういう時にも甘えちゃいけないって決まりはないの!」
伊織 「人間なら甘えちゃいなさい!バーンと甘えたって、プロデューサーなら何とかなるわ!」
エミリー 「そ、そうですか?」パァアア
伊織 「モッチロン!アイツだって、カワイイ女の子から話しかけられて喜ばないわけないんだから!」
伊織 「さ、行くわよエミリー。アイツがどういうアプローチなら甘えさせてくれるか、研究しに行くわよ!」
エミリー 「はい、伊織さま!やっぱり、伊織さまは頼りになります!」
伊織 「もーっと褒めてくれていいのよ?にひひっ♪」
―――――
萩原雪歩(以下、雪歩) 「あ、あのぅ……プロデューサー」オズオズ
P 「雪歩か。お疲れ様」カタカタ
雪歩 「今、お忙しいですか?」
P 「ああ……ゴメン、せっかく久しぶりに雪歩と会ってるってのに」カタカタ
雪歩 「いえ、プロデューサーの顔が見れただけで満足ですから」ニコッ
P 「そういうわけにもいかんだろ……じゃ、とっととこの書類片づけるから待っててくれるか?俺も久々に少し話がしたいしな」
雪歩 「はい!待ってますね、プロデューサー」
P カタカタ
雪歩 「……あっ、そうだ」トコトコ
P 「……ふう、これで一段落か。雪歩は……」キョロキョロ
P 「あれ、いない。帰っちゃったか?」
雪歩 「プロデューサー!お待たせしましたぁ」トコトコ
P 「お、雪歩!帰っちゃったかと思ったぞ!」
雪歩 「ご、ごめんなさいぃ……実は、これを用意してたんですぅ」スッ
P 「おっ、いつもみたいにお茶と……これ何?」
雪歩 「はい、和三盆ですぅ!麗花さんに聞いて用意してみました……合うかどうかは、良く分かりませんけど……」シュン
P 「いや、麗花のススメなら大丈夫じゃないか?そんな遠慮しなくても、美味しく頂かせてもらうよ。ありがとうな、雪歩」
雪歩 「そ、そんな事ないですぅ!わ、私なんて……」テレテレ
雪歩 「と、とりあえずどうぞ!あ、火傷には気を付けてくださいね?」
P 「気を付ける気を付けるって……じゃ、頂きます」ズズズ
P 「……ふぅ、落ち着くな。流石、俺の自慢の雪歩だ」
雪歩 「そ、そうですかぁ?良かったぁ……」
P 「雪歩のお茶がない日常がどれだけ寂しかったことか……これからも、余裕があったら入れてほしいんだけど……」
雪歩 「は、はい!勿論ですぅ!精一杯、頑張ります!」グッ
P 「ハハ、アイドル活動の方で疲れてないようにしろよ?」
P 「じゃ、この麗花イチオシの和三盆を……」パクリ
P 「……良いなぁ、優しい味がする」
雪歩 「良かったぁ……プロデューサーが好きか分からなくて、こわかったですぅ……」
P 「なーに言ってんだ、そんなんで怖がる必要はないって!和三盆、美味しく食べられてるしな」
雪歩 「はい、いっぱい食べて……次のお仕事も、頑張ってくださいね」ニコッ
P 「…………」ジーン
雪歩 「あ、あの……プロデューサー?」アセアセ
P 「ああ、ゴメン。嫁さん貰ったらこんな風なのかなぁ……って」ポケー
雪歩 「お、おおおお嫁さんって!」カァアア
P 「あっ、すまん……気持ち悪いこと言って。忘れてくれ」アセリ
雪歩 「そ、そんな事ないですぅ!わ、私はプロデューサーとなら……」テレテレ
P 「あー、結婚してぇなぁ……」
―――――
エミリー 「わぁ……雪歩さん、流石ですね」ポケー
伊織 ピッポッパ
エミリー 「?伊織さま?」
伊織 「ちょっと悪いわね、エミリー」
伊織 「あ、新堂?今度、美味しいお茶菓子を教えてちょうだい。コーヒーに合う奴でも良いから……」
伊織 「え?それは私の方が良く知ってるって……でも、アイツの好みかどうかは分からないでしょ!」
伊織 「ちょ、何笑ってるのよバカァ!とにかく、頼んだからね!」ピッ
伊織 ガックリ
エミリー 「大丈夫ですか、伊織さま……?」
伊織 「雪歩に勝てるだけの癒しが私に生み出せるのかしら……」ドヨーン
エミリー 「癒し……そうだ!伊織さま!私思いついたことがあります!」ティン!
―――――
雪歩 「―――」ワイワイ
P 「――」ワイワイ
雪歩 「……ふぅ、やっぱり楽しいですぅ」エヘヘ
P 「俺も久々に雪歩と話せて楽しかったよ」ホッコリ
雪歩 「……あの、プロデューサー?私にも、時々構ってくださいね?」
雪歩 「私、やっぱりプロデューサーがいないとまだまだダメダメですから」
P 「そうか?男も犬も、克服してきたんだろ?」キョトン
雪歩 「それでもですぅ!」
P 「はは、分かったよ。今度、また練り直す時に雪歩の仕事になるべくついていけるようにするからさ」
雪歩 「本当ですかぁ?約束ですからね?」
P 「ああ、約束だ」グッ
雪歩 「じゃ、じゃあ指切りげんまんしましょう!」
P 「そ、そんなにか……?」
雪歩 「そんなにですぅ!……ゆーびきーりげんまん、うそついたらはりせんぼんのーますー……」
雪歩 「ゆーびきった!はい、おしまいですぅ!忘れないでくださいね?」
P 「忘れないよ、勿論」
雪歩 「……えへ」
カチャリ
エミリー 「仕掛け人さま!少しよろしいでしょうか!」
P 「ん?どうしたエミリー、何か問題でも起きたのか?」
エミリー 「い、いえ……そういうわけではないんですけど……」
エミリー 「仕掛け人さま、少し時間頂いてもよろしいですか?」
P 「?ああ、構わないが……」
P 「悪い雪歩、行ってくる」
雪歩 「はい、いってらっしゃい」フリフリ
―――――
P 「…………」
伊織 「…………」
エミリー シャコシャコ
P 「なあ伊織」
伊織 「何かしらプロデューサー」
P 「なんで俺は正座してるの?」
伊織 「勿論、お茶を美味しく頂くためよ?」
P 「そうか……じゃあ、もう一つ質問なんだが、いいか?」
伊織 「良いわよ、何?」
P 「…………なんでエミリーはお茶をたててるの?」
伊織 「お茶が好きだからでしょ?別に良いじゃないの。深く考えすぎると老けるわよ?」
エミリー 「……はい、仕掛け人さま!完成いたしました!」パァアア
P 「お、ありがとう……」
エミリー 「それでは、前に置かせていただきますね!」コトリ
P 「……うん、抹茶だな」
エミリー 「はい、お抹茶です!」
P 「……このお茶菓子はどうしたんだ?」
エミリー 「申し訳ありません仕掛け人さま。こちらのお茶菓子は伊織さまから頂いたもので……」シュン
P 「いや、アイドルがたててくれたお抹茶なんて飲める機会はそうそうないしな!全然、そんな事で気にする事ないよ!」
エミリー 「あ、ありがとうございます!」パァアア
P (笑顔がまぶしい……)
P 「さ、じゃ早速抹茶から……」
伊織 「ちょっと待ちなさいプロデューサー。アンタ、まさか抹茶の飲み方の作法も知らないんじゃないでしょうね?」ハァ
P 「器回す奴なら知ってるぞ?」
伊織 「そうじゃないわよ……あのね、先に頂くのはお茶菓子の方なのよ。それで口の中が甘くなったところで、抹茶を美味しく頂くんだから」
P 「お前はいっつも詳しいな……素直に尊敬するよ」
伊織 「嫌というほどやってきたから、まぁ当然といえば当然ね。さ、抹茶が冷めないうちに食べちゃいなさいよ」
P 「おう。じゃ、まず言われた通りお茶菓子から……」モグモグ
P 「……え、こんなにお茶菓子ってほどよい甘さになるのか?俺、もっとギットギトに甘くなってる奴想像してたわ」
伊織 「当然でしょ?この伊織ちゃんのお墨付きなんだから!にひひっ♪」
P 「いや、本当に美味しいなこの茶菓子……」
エミリー 「あの、仕掛け人さま?そろそろお抹茶の方を……」アセアセ
P 「おう、じゃいただきます」クルクル ズズズ
エミリー 「……どうですか?」
P 「うん、美味い。イイ感じに抹茶たてられるんだな……初めて飲んだからビックリしたよ」
エミリー 「仕掛け人さまにお出しできるような出来になるまで、頑張って練習しました!」フンス
P 「そうか、それは嬉しい話だ……」ズズズ
エミリー 「……ふぅ」クタリ
P 「エミリー!?」
伊織 「……ああ、アンタまさか」
エミリー 「も、申し訳ございません……足が、足が……」ビリビリ
P 「……そういえば、正座できなかったなエミリー」
―――――
エミリー 「いたた……も、申し訳ありませんでした伊織さま」シュン
伊織 「まったく……アンタがそうなっちゃったら意味ないでしょ?」
エミリー 「うう、気を付けます……」
伊織 「で、何かつかめた?」
エミリー 「お茶を仕掛け人さまに頂いてもらったのは嬉しかったのですが……」シュン
伊織 「まだ決定的じゃないのね」
エミリー 「あの、迷惑でしょうから――」
伊織 「ストーップ!アンタ、まーさか一人でやろうっての?」
伊織 「水臭いんだから……まったく、人にきちんと頼るのもしっかりとした大和撫子よ?」フゥ
エミリー 「い、伊織さま……!分かりました!私、精一杯精進します!」
伊織 「その意気よ!」
―――――
バターン
島原エレナ(以下、エレナ) 「プロデューサー!オッハヨー!」
P 「扉立て付け悪いんだからちょっとは加減してやってくれ……おはようエレナ。今日は……あれ、なんだっけ?」アセリ
エレナ 「んー?今日はオフだヨ?プロデューサーが忘れてるとかじゃないから安心シテ?」
P 「ビビらせるなよ……スタジオ取ってないって焦ったじゃないか」サー
エレナ 「モー、プロデューサーは真面目サンだネー」ケラケラ
エレナ 「ワタシ、ちょっとプロデューサーと遊びたいナって思ったから事務所に来たノ!」
P 「あ、遊ぶって……」
エレナ 「……ダメ?」ウルウル
P 「俺が泣きマネで落ちると思ったら大間違いだぞエレナ」バッサリ
エレナ 「エー!?なんでわかったノー?」
P 「俺だって伊達にプロデューサーやってるわけじゃないからな」
エレナ 「ブー、つまんないヨー」ムスー
P 「ハハハ、悪い悪い」
P 「で?遊ぶって何で遊ぶ気だ?」
エレナ 「……エッ?いいノ?」ポカン
P 「悪いなんて言う訳ないだろ?アイドルがわざわざ用もないのに事務所に来て追い出すのは流石にな」
エレナ 「……モー!プロデューサーのそういう所、ダイスキだヨー!」ダキッ
P 「離せ、離れんか!」ジタバタ
エレナ 「エー、嬉しくないノー?」ニヤニヤ
P 「幸い、俺は昔から美希に抱き着かれて耐性がついてるからな」
エレナ 「……顔赤いヨ?」
P 「き、気のせいだ!」カァアア
エレナ 「アハッ、プロデューサーは照れ屋サンだネー!」ギュゥウウウ
P 「照れてない!良いから離れろ、用件はなんだ!」ジタバタ
エレナ 「さっきみたいにハグしてるだけでも良かったケド……そう、ワタシはこれがやりたかったノ!」バッ
P 「……何する気だ?」
エレナ 「モッチロン、サンバ!だヨ!」ニコッ
ズンチャッズンチャッ
P 「…………」
エレナ 「ヘーイ!プッロデューサー!早くおっどろーヨー!」ノリノリ
P 「いやいや、待て待て待て!どういう事だ!?」
エレナ 「考えるんじゃダメだヨー?もっと、ほら!体を動かして!」
P 「な、なにが一体どうなって」ワタワタ
ガチャリ
音無小鳥(以下、小鳥) 「すみません、ただいま戻りま――は?」ポカン
P 「あっ、音無さん!」
エレナ 「あっ、コトリー!コトリも一緒に踊ろうヨ!」クイックイッ
小鳥 「えっ、ここ事務所じゃ……」
エレナ 「細かい事気にしちゃダメだヨー!」
小鳥 「…………」
P 「……音無さん?」
小鳥 「仕方ないわね……やってやるわ!」グッ
エレナ 「オー!コトリはノッリノリだネー!」
小鳥 「モッチロンよ!ストレス解消、楽しく踊るわよー!」
エレナ 「オー!」
P 「待て、アンタ仕事ほったらかして何踊ろうとしてんだ!」
―――――
伊織 「……頭が痛くなってきたわ」
エミリー 「ど、どうしましょう……」アワアワ
伊織 「……仕方ないわ、行くわよエミリー」
エミリー 「えっ?で、ですが……」
伊織 「このまま踊ってたらプロデューサーも疲れちゃうわ。その前に仕掛けるわよ」
エミリー 「仕掛けるとは……?」
伊織 「……エミリー、なにもダンスはサンバだけじゃないわ。日本にだってあるでしょ?」
エミリー 「……あっ!」
伊織 「さ、かき回しに行くわよ!」
―――――
ガチャリ
P 「ヘーイ!」クネックネッ
小鳥 「リンボー!」ノリノリ
エレナ 「オーレ!」クイックイッ
伊織 「…………」ポカーン
エミリー 「す、すごいです……」
エレナ 「あっ、イオリにエミリー!二人も一緒におどろーヨー!」
伊織 「えっ、いや私は良いのよ?」
エレナ 「エンリョしないデ!さ、いっくヨー!」
ズンチャズンチャ
伊織 「」
エミリー 「うふふっ、楽しいですね!」キラキラ
伊織 「流石、ダンスが得意分野なだけあるわね……」
エレナ 「フー!いい汗かいたヨー!」
P 「そ、そうか……良かったな」ヘロヘロ
エレナ 「ウン!プロデューサーとサンバ踊れたから、大満足だヨー!」
エレナ 「また付き合ってネ、プロデューサー!」
P 「ああ、出来る限りな……」グッタリ
エレナ 「じゃ、プロデューサー!またネー!」フリフリ
バタン
小鳥 「……ピヨォ」グデー
P 「さっきまでの威勢のよさはどうしたんですか音無さん……」
小鳥 「……年を、舐めてました」ガックリ
P 「年なんて言い出したらキリありませんよ……エミリーと伊織は大丈夫か?」
エミリー 「はい!すっごく楽しかったです!」キラキラ
伊織 「ぜーぜー……だ、大丈夫に決まってるでしょ?かわいいかわいい伊織ちゃんよ?」ダラダラ
P 「大丈夫じゃないじゃないか……はいこれ、タオルやるから汗ふいとけ」パサッ
伊織 「あ、ありがと……アンタはどうするの?」
P 「タオル貸しちゃったからちょっと給湯室のタオル借りてくる……」
伊織 「だったら、私がそっちの方を」
P 「いーから!お前は座ってろ、こんなところで体調を崩すな」
伊織 「……ふ、ふん!言うようになったじゃないの!」プイッ
P 「はは、いつもの伊織が戻ってきたな。じゃ、俺はタオル取りに行ってくるよ」スタスタ
伊織 「…………」
伊織 「……もぅ、ホント出来るようになっちゃったんだから」
エミリー 「……伊織さま、大丈夫ですか?お顔が少し赤いような……」
伊織 「だ、大丈夫よ!さっきまで運動してたから、血行が良くなってるだけ!」アセアセ
エミリー 「そうなのですか……なら、良かったです」
伊織 ホッ
伊織 チラッ
小鳥 ニヤッ
伊織 ゾッ
P 「ふぅー……」フキフキ
P 「ついでだから、みんなの分も取ってきたよ。一人一つもっていってくれ」
小鳥 「あ、ありがとうございます……ふぅ、汗吹くだけでも随分違うわ」フキフキ
エミリー 「感謝いたします、仕掛け人さま!」フキフキ
P 「……で、エミリー。正座してたのは大丈夫になったのか?」
エミリー 「はい、おかげさまで好調です!」
P 「それなら良かった……」
エミリー 「……あの、仕掛け人さま?お願いを一つ、してもよろしいでしょうか」
P 「いいぞ、どうした?」
P 「ごめん無理」キッパリ
エミリー 「ええっ!ど、どうしてですか!?」
P 「盆踊りって言ってもいっぱい種類あるだろ……?」
エミリー 「そ、そうなのですか?」
P 「そうだよー。それでいて動作もいっぱいあってさ」
小鳥 「そうですねえ、うちの近所でやってた盆踊りなんて、おひさまみたいに手をくるってやってたのくらいしか覚えてませんよ」
P 「あー、あのポーズどこもやりますよねー」
ワイワイ
エミリー 「…………」
伊織 「あちゃー……」
―――――
伊織 「カンッペキに流されたわね……」
エミリー 「ご迷惑だったでしょうか……」
伊織 「流石に迷惑だったかもしれないわ……」
伊織 「とはいえ、まさかソーラン節とかやらせるわけにはいけないし」チラッ
エミリー 「?」ポカン
伊織 「いや、なんでもないわ」
エミリー 「……仕掛け人さまに構ってもらうって、難しいんですね。痛感しました」ショボン
伊織 「エミリー……ごめんなさい、手を貸してあげるとかエラそうな事言っててこのザマだわ」
エミリー 「そ、そんな事ありません!伊織さまがいてくださらなかったら、私ここまで出来てませんでしたから!」
伊織 「そう言ってくれるのはありがたいけど……」ガックリ
エミリー 「うう……どうしましょう」シュン
伊織 「……そうだ、エミリー。短歌はきちんと書けるようになったかしら?」
エミリー 「えっ?」
伊織 「この前のライブでやってたじゃないの」
エミリー 「ああ……でも、私ではまだ」アワアワ
伊織 「良いのよ。こういうのは気持ちだって言ったでしょ?」
伊織 「ほら、やれるだけ書いてみない?」
エミリー 「そ、そこまで言うなら……」オズオズ
エミリー ウーン
エミリー ティン!
エミリー サラサラ
エミリー 「……はい、出来ました!」
伊織 「へぇ、どれどれ……」チラッ
伊織 「……良いじゃない!まぁ、また季語入ってないけど……」
伊織 「エミリー。これあたしが貰っても良い?」
エミリー 「伊織さまが、ですか?」
伊織 「ダメかしら?」
エミリー 「いえ、どうぞ!」スッ
伊織 「ありがと……あ、そうだエミリー。アンタ、お茶屋さん付き合わない?この前見つけた所なんだけど」
エミリー 「お茶屋さんですか?わぁ、行ってみたいです!」キラキラ
伊織 「じゃ、早速……ってあら?」
エミリー 「どうかなさいましたか、伊織さま?」
伊織 「悪いわねエミリー。私、事務所に忘れ物したみたい」
伊織 「この場所なんだけど……先に行っててもらえる?」
エミリー 「え?そんな、急がなくても私待ってますよ?」
伊織 「それがちょっとめんどくさい忘れ物でね……時間がかかるかもしれないのよ」
伊織 「だからお願いね、エミリー!」
―――――
P 「……分からない」
小鳥 「急に盆踊りがしたいって言い出した、エミリーちゃんの事ですか?」
P 「そうなんですよ。理由良く分からなかったし、疲れてたので断っちゃったんですけど……」
小鳥 「ひょっとして構って欲しかったんじゃないんですかぁ?」ニヤニヤ
P 「そうなんですかねえ……?」
ガチャリ
伊織 「失礼するわー」
P 「おっ、どうした伊織。忘れ物か?」
伊織 「そうよ。だいっじなだいっじな忘れ物!」バシン
P 「うおッ!?きゅ、急に何するんだ伊織……」プルプル
伊織 「アンタ、バッカじゃないの!?ここまで女の子に書かせてそれでも男なのかしら!」プンプン
P 「か、書かせた……?」チラリ
『 一人だけ
私の心は
曇り空
仕掛け人さまが
どんどん遠くに 』
P 「……!」
伊織 「……さて、ここからどうするのかしら?うちの優秀なプロデューサーは」
P 「エミリーは……エミリーは今、何処にいる?」
伊織 「ここのお茶屋さん。さ、ツベコベ言わずに早く行ってきなさーい!」ビシィッ
P 「ああ!悪い、行ってくる!」ダッ
伊織 「……全く。ホーント、いっつも世話が焼けるんだから」フンッ
小鳥 「……伊織ちゃんは寂しくないの?」
伊織 「そりゃ、私だって寂しい時は少しくらいはあるけど……」
伊織 「伊織ちゃん的には、もうそこまで甘えてられないのよね~にひひっ♪」
小鳥 「……仕方ないわね」スッ
伊織 「?どうしたのよ、小鳥」
小鳥 「私だって大人よ!さぁ、甘えてらっしゃい!」バッ
伊織 「アンタ、バッカじゃないの!?」
―――――
P 「確か、ここだな」ダッ
エミリー 「……あれ?」
P 「ふぅ……待たせたなエミリー」
エミリー 「ど、どうして仕掛け人さまが!?」アワアワ
P 「伊織に尻をひっぱたかれてな……」
P 「とりあえず、店の中に入ろうか」
エミリー 「そ、それで仕掛け人さまがどうして……?」
P 「伊織に教えてもらったんだよ……それでなんだが」
P 「今まで悪かった!エミリー、許せ!」バッ
エミリー 「ええっ!?か、顔を上げてください、仕掛け人さま!ど、どうして……」
P 「実は、これ読んだんだ」パサッ
エミリー 「あっ、それは私が書いた短歌……」
P 「すまなかった。ここまで思い詰めてたとは思ってなくて……」
エミリー 「仕掛け人さまが謝られるような事じゃないです!」
エミリー 「……でも、ほんの少しだけ。寂しかったです……」
P 「エミリー……」
店員 「お待たせしましたー、あんみつ二つです」
P 「どうもー。さ、エミリーも食べて」
エミリー 「い、頂きます……」
P モグモグ
エミリー 「美味しいでしゅ……さすが、伊織さまのおすすめですね!」パァアア
P 「ああ、本当に美味い……伊織は相変わらず凄いな」
P 「……なぁ、エミリー。この後祭りに行かないか?」
エミリー 「お、お祭りですか?」
P 「ああ。さっき、盆踊りがしたいって言ってただろ?」
P 「俺たちで考えるのは難しいけど、そういう地域のお祭りなら踊りは原形があるしな」
P 「幸い、さっき近くでやってるのを見かけたんだ」
P 「上手くなくても楽しくやれると思うんだが……どうだ?」ジッ
エミリー 「よ、よろしいのですか?でも、お仕事の方が……」
P 「なぁに、今日は音無さんに仕事を代わってもらったから平気だって」グッ
P 「……だから、行きたいか行きたくないかだけでいいんだぞ?」
エミリー 「……はい!行きたいです!」
P 「よし決まりだ!食べ終わったら、祭りに出向いてみよう!」
エミリー 「はい!」キラキラ
―――――
小鳥 「……いいですよねぇ、プロデューサーさんはー」
P 「なんですか音無さん、何か文句ありげな言い方ですけど」
小鳥 「エミリーちゃんと結局あの後お祭りに行ったんでしょー?」
小鳥 「いいなぁ……私もアイドルの子とデートしながら、ビール飲みたかったなあ……」ホロリ
P 「はいはい、仕事してくださいね」
小鳥 「昨日溜まった仕事放って帰った人が何言ってるんですか」ジトー
P 「さて、何のことやら」プイッ
ガチャリ
伊織 「おはよーございまーす」
P 「伊織、おはよう……昨日は悪かったな」
伊織 「きちんと最後まで付き添ってあげたんでしょ?なら、私から言う事は何もないわよ」
伊織 「で……やれば出来るじゃないの、アンタ。トックベツに、伊織ちゃんが褒めてあげない事もないわよ?」
P 「ハハハ、素直に喜んでおくよ」
小鳥 「伊織ちゃんおはよう……結局、私には抱き着いてくれなかったし……」
小鳥 「うう、独り身寂しいピヨ」ウルウル
伊織 「今度来る新人の子でも飲みに連れてってあげたら良いじゃない。先輩としての株も上がるわよ?」
小鳥 「そ、そうね!よし、早く来て新人ちゃん!」
P 「……なぁ、伊織人事指導とかやらない?絶対向いてると思うんだけど」
伊織 「遠慮しとくわ。アンタの給料がもうちょっと良くなったら考えてあげる」
P 「社長にでもなったら任命するよ……」
プルルルル
P 「おっ、エミリーだ」ガチャ
P 「もしもし?」
エミリー 『あ、あの仕掛け人さま?今お暇でしょうか?』
P 「んー?」チラリ
小鳥 ハ ヤ ク シ ゴ ト シ テ ! パクパク
P 「ああ、暇だけど。どうかしたか?」プイッ
小鳥 ガーン
エミリー 『きょ、今日のお仕事が終わったら……お寿司を、一緒に食べに行きませんか?』
P 「寿司?回る奴か?」
エミリー 『はい!私、あの光景がどうしても不思議で……!」ワクワク
P 「楽しそうだな、エミリー……分かった、じゃあ12時に迎えに行くよ」
エミリー 『はい!お待ちしていますね!』
P 「……では、そろそろお昼に」スタッ
小鳥 「待ってくださいよぉ!お願いです、お願いですからやっていってください!手伝ってください!」ポロポロ
P 「泣かないでくださいよ……時間までは付き合いますから」
小鳥 「約束ですよ!約束ですからね!?」
伊織 「まったく……プロデューサー、私も手伝うわ。時間かかって遅れたとか、エミリーが可哀そうだし」
P 「頼む……じゃ、とっとと片付けましょうか」
インタビュアー 「では、エミリーちゃんが最近一番楽しみにしている時間はなんですか?」
エミリー 「はい……事務所の皆様と、色々な日本の物に触れ合う時間です!」
おしまい
ASが書きたいので次はミリオン関係なくなります悪しからず
ではまたどこかで
エミリーを猫可愛がりしたい
乙です
AS組もウェルカムだよ
面白いわ
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