春香「はい!以前アイマ水っていうストラップを付けただけのただの水が爆売れしましたよね!」
P「ああ、あれは正直うまくいきすぎて笑ったが…まさかアイマ聖水は」
春香「はい!それの派生版です!どうですか!」
P「う~ん……名前の響きからして大体何なのか見当がつくな」
春香「ジュース?付ける?そんな小賢しいことはしませんよ」
春香「やっぱ聖水ですから名前通り私たちのおしっこを使えばいいんですよ!」
P「何!?リンゴやオレンジじゃなくてガチの尿かよ!」
春香「はい!あとおまけは一切つけません!」
P「ストラップすら付けないのか!」
春香「あと値段も高めの1000円!」
P「高すぎだろ!山の上の自販機のほうがまだ安いぞ!」
春香「それがそうでもないんですよ!」
P「どういう意味だ?」
春香「まず販売する場所はドーム内、それ以外の所では一切販売しません」
春香「そして飲料水はアイマ聖水以外は一切販売しません!」
P「ドーム内…ああなるほど、ライブするときドームの中は飲み物の持参は禁止されている」
春香「はい!そして唯一の飲み物がアイマ聖水だけとなるとファンのみなさんは必然的にそれを飲むことになります!」
P「こりゃいい!それならどんなに高くても確実に売れるな!」
春香「でしょ!」
P「でかした春香!早速それで行こう!」
千早「私たちのおしっこが他の人に飲まれるなんて…ちょっと想像したくないわね…」
響「うぅ…恥ずかしいけど我慢するぞ…」
律子「水が少ない砂漠とかだと尿を飲料水代わりにするって聞きますけどこれは…」
P「頼む!みんなの力が必要なんだ!」
春香「お願い!力を貸して!」
千早「春香がそういうなら…」
響「ここまでせがまれたら断れないぞ…」
律子「わかったわ…みんなにも伝えておくわ」
春香「ありがとうみんな!」
響「はぁ…にしてもライブまで大量のおしっこをペットボトルに入れるなんて無茶だぞ」
響「ライブまで間に合うかな?水たくさん飲めばいいのかな…」
いぬ美「ワン!」
響「え?なんだ?もしかして手伝ってくれるのか!」
いぬ美「ワン!」
響「ありがとういぬ美!これなら早く終わりそうだぞ!」
雪歩父「なるほど、だがそれは一人じゃ大変だろ」
雪歩父「俺たちに任せろ!俺たちも尿を提供してやる!」
萩原組一同「おおーい!」
雪歩「みなさん…ありがとうございます!」
律子「いいから黙ってそこに座りなさい!ただおしっこを取るだけだから!」
涼「いや意味わかんないよ!どういう経緯でそうなったの!」
律子「説明は後でしてあげるから大人しくしなさいって言ってるでしょ!私一人じゃ足りないのよ!」
涼「急に言われてもそんなこと…」
律子「往生際が悪いわね!えい!」
涼「あっ…ちょっ…」
ギャオオオオオオオン!
春香「…とまあ、これくらい集めましたけど、どうですか?」
真「って言っても、とてもドームの観客全員に売るには少なすぎるよね…」
美希「でもミキこれ以上でないの」
P「いや、充分だ、足りない場合は水で薄めればいい」
P「原液はそのまま飲んだら間違いなくキツイからある程度薄めておこう、飲みやすくなるし数も増える」
真美「さっすが兄ちゃん!」
亜美「冴えてるー!」
P「ふっ、まあな」
P「だがまだライブまで時間がある、それまでまた用意してくれるか?」
やよい「わかりましたー!」
伊織「出来る限りのことはやってみるわ」
P「おう!頼んだぞ!」
ざわざわ… ざわざわ…
「おい、この自販機見てみろよ、全部同じ飲み物だぞ」
「アイマ聖水?名前からしてアウトな飲み物だな」
「あっちで販売している飲み物もアイマ聖水だけだぞ」
「しかも千円ってなんだよ!ただの飲み物に千円ってぼったくりかよ!」
「まあサイリウムや俺がいつも課金しているゲームと比べれば微々たる量だし、買うか」
「それもそうだな、他の飲み物もないみたいだし」つ千円
ガコン
「さて、喉か沸いたし飲むか」
ゴックン
「ゴフッ…!なんだこれ…!」
「これお茶!?にしてもきつくないか!てっきりジュースかと思ってたのに!」
「このまずさ、まるでリアルの尿を飲んでるみたいだ!」
「リアルの尿…なるほど、まさに聖水に相応しい味だ」
「マジかよ、聖水にまでこだわりをいれてるなんて、サービス精神すげぇな!」
「聖水の味にこだわったからこんな値段になったのか、そう考えると遥かに安いな!」
「つまりこれがガチのいおりんのオレンジジュースって奴か!オレンジどころか果物の味ですらないが最高だな!」
「アイドルの一部が体の中に流れ込んでくるってこんな感じなのか…新鮮すぎて言葉もでねぇ!」
「よし!だったら今日はこれ飲んで張り切ろうぜ!」
オオオオオオオオオオオオオーッ!!!
数日後、ライブに参加したほぼ全ての観客が体調不良を訴え、入院するはめになった
春香「こんなにうまくいくなんてちょろいですね!」
P「だな、おかげで凄く儲かったぞ。これも春香のおかげだな」
春香「そ、それほどでもないですよ」
P「しかし一度味を占めるともう一度味わいたくなるな…」
春香「あ、だったらもう一つ案を思いついたんですけど」
P「なんだ?」
春香「アイマスカレーなんてどうですか!アイマ聖水も売れたからカレーも絶対うまくいきますよ」
P「よし!やろう!」
終わり
おつ
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