・ひざまくら
千早「やんちゃ? よく分からないわ」
春香「そっか。……あの、それで、千早ちゃん」
千早「ええ、なにかしら」
春香「私、いつまでこうしてればいいのかな?」 ※ひざまくら中
千早「春香の太もも気持ちいいからもうちょっと」 ※ひざまくら堪能中
春香「え、と、その言い方はちょっと……」
千早「? ああ、ごめんなさい。ほどよい肉付きの柔らかくてしっとりしていて温かくて何だかいい匂いのする春香のふとm」
春香「ストップストップストップ! そんな詳しい感想求めてないから! 肉付きとかそういう表現やめて!」
千早「そう、春香はもっと自信を持っていいと思うのだけれど」
春香「そんなところで胸なんて張りたくないよ」
千早「くっ、私と違って、わざわざ張らなくても十分主張できるということね、私とは違って!」
春香「何の話!?」
千早「胸の話よっ!」
春香「凄まれた!」
千早「くっ、このアングル、目の前に存在する確かな膨らみ……忌々し……羨ましい」
春香「隠せてない、隠せてないよ千早ちゃん」
千早「忌々しい!」
春香「開き直った!」
千早「罰として春香はもう少し私の枕になること!」
春香「何の罰なのか私にはさっぱりだよ……」
千早「………………あの、春香?」
春香「うん?」
千早「……私にこうするの、嫌?」
春香「へっ!? そんな! 嫌じゃない、全然嫌じゃないよ!」
千早「ふふ、良かったぁ」
春香「……もう、ずるいなぁ、千早ちゃん」ボソ
千早「? 何か言った?」
春香「あはは。しょうがないから後五分だけだよ、って言ったの」
千早「ふふ、ありがとう春香、愛しているわ」
春香「はいはい、私も愛してますよー」
更に五分延長されました
・眼鏡
千早「やっぱり眼鏡をしているから律子は賢いのかしら」
律子「……また意味の分からないことを言い出したわね」
千早「それとも賢いから眼鏡をしているのかしら」
律子「目が悪いから眼鏡をしているのよ」
千早「にわとりが先か卵が先か、難しい問題ね」
律子「会話をしなさい、会話を」
千早「律子はどちらが先だと思う? にわとりと卵と」
律子「……生物、化学的研究からにわとりが先だという結論を発表した科学者たちがいたわね。でもそれに異論を唱える科学者もいる」
千早「つまり?」
律子「答えなんてきっと無いわよ」
千早「なるほど。人生に答えなど必要無い、と。流石は律子、言うことがいちいち立派ね」
律子「……頭痛くなってきた」
千早「大丈夫? ロキソニン持ってる?」
律子「あれは胃に良くないから駄目よ。ねぇ、それよりも、春香は?」
千早「そうね、春香のひざまくらにかかれば、多少の頭痛なんて一発だわ」
律子「そういうことじゃないのよね……」
千早「でも残念、今日は家族で外食する日だって、早めに帰ったわ」
律子「……伊織は……まだダンスレッスン中。雪歩はオフだし、響は……収録か。真、そうよ、真がいるじゃない! 真はどこn」
千早「律子が暇そうにしてたよ、って私に言うなり、ランニングに出て行ったわ」
律子「ちくしょうあの子覚えてなさいよっ!」
千早「……それで、律子」
律子「はぁ。はいはい、何でしょか」
千早「私も眼鏡を掛けてみたいのだけれど……お店も知らないし、物も知らないし、できれば、その……」
律子「千早」
千早「な、なに」
律子「最初から素直に言いなさいよ、相変わらずめんどくさいわね」
千早「め、めんどくさくないもん!」
律子「もん!」
千早「くっ! そ、それで、付いて来てくれるの!? くれないの!?」
律子「そうね、えーと、千早の休みは明後日か……午後に二時間ぐらいなら都合できそうね」
千早「どうもありがとう! お願いします!」
律子「くす。もう、何なのよ、あんたってば」
眼鏡、結構似合ってたわね
・おにぎり
千早「ねぇ、美希」
美希「うん? なーに、千早さん」
千早「美希はおにぎりが好きなのよね」
美希「なのー」
千早「その愛は誰にも負けないのよね」
美希「なの!」
千早「そんな美希にゲームを用意しました」
美希「ふぇ?」
千早「ここにおにぎりが三つあります」
美希「……うん」
千早「一つは亜美が、一つは四条さんが、一つは……まぁその辺の誰かが握ってくれました」
美希「すごいの、不安しか感じないの」
千早「美希にはそれぞれ誰が作ったおにぎりなのかを当ててもらいます」
美希「……だと思ったの」
千早「では最初はこちら、ででん!」
美希「……貴音?」
千早「! さすがおにぎりマスターの美希ね。見ただけで当ててくるとは!」
美希「これだけの大きさだけど、でもしっかり丁寧に握られてるの。料理上手の食いしん坊の仕事って思うな」
千早「ふふ、答えは言うまでも無いようね」
美希「なの。いただきます。あむ。もぐ、もぐ……うん、流石貴音、これはすごくいいおにぎりなの!」
千早「では、次、こちら、ででん!」
美希「……これは、見た目だけじゃちょっと分からないかな。いただきます。あむ。もぐ、もぐ……」
千早「……」
美希「千早さん」
千早「うん?」
美希「もし知ってたら、ちょっと亜美の居場所を教えて欲しいな☆」
千早「どういうこと?」
美希「食べ物、特におにぎりで遊んだらダメだって、キョーイクしてあげるの……」
千早「そ、そう……つ、次、次に行きます! ででん!」
美希「……ちょっと不恰好だけど、うん、一生懸命握ったって伝わってくる感じ。いただきます。あむ。もぐ、もぐ……」
千早「……」
美希「千早さん」
千早「う、うん?」
美希「美味しいのっ」
千早「ふぇ?」
美希「千早さんのおにぎり、すっごく美味しいよ?」
千早「ど、どうやってそれが私のおにぎりだって証拠よ!?」
美希「千早さん千早さん、日本語がおかしいの。あのね、ミキにそーゆーのつっこませちゃダメだって思うな」
千早「だって私のだって証拠も無いのに……」
美希「でも千早さんが握ってくれたおにぎりなの」
千早「……」
美希「違うの?」
千早「……違わないけど」
美希「なの! えへへっ、ありがと、千早さん!」
千早「……ど、どういたしまして……」
千早さん可愛いの!
・お茶
千早「萩原さん! 見つけた!」
雪歩「ふぇ!? ち、千早ちゃん?」
千早「私、今、萩原さんのお茶が猛烈に飲みたい気分なの!」
雪歩「そ、そうなんだ……ありがとう……なのかな……とりあえず、今すぐ準備を……」
千早「でも私もお茶を淹れてみたい気分!」
雪歩「えっ?」
千早「だから私は考えたわ。そして辿り着いた! お手本として萩原さんが淹れてくれたお茶、それを私が頂いて……」
千早「私が試しに淹れたお茶は私以外の誰かが飲めばいい! そんな簡単な結論!」
雪歩「えぇ……」
千早「というわけで、お手本をお願いします、先生!」
雪歩「よく分からない間に先生にされちゃった……」
千早「まずはお湯を沸かせばいいのかしら? 3リットルくらい?」
雪歩「そ、そんなには要らないかな?」
千早「2リットルもあれば十分かしら?」
雪歩「……えっと、その、事務所には電気ポットがあるから、わざわざ今から沸かさなくても大丈夫だよ?」
千早「文明って凄い……」
雪歩「感心しちゃった……」
千早「それで、そのお湯をどうすればお茶になるの? 絵の具は使う?」
雪歩「……あのね、一応聞いておくんだけど」
千早「ええ」
雪歩「千早ちゃん、もちろんそれは冗談だよね? ね?」
千早「ふふ、当たり前じゃない。黄色ならともかく、緑を使ったら舌がピリピリしちゃうことぐらい知ってるわ」
雪歩「えっ?」
千早「?」
雪歩「………………お茶の話だったよね。人数分の湯呑みを用意したら、まずそこにお湯を注ぐの。これは、湯呑みを温めるのと同時に……」
※ 雪歩指導中
千早「……ど、どうかしら?」
雪歩「……うん、ちゃんと淹れられてる。美味しいよ」
千早「ふぅ……良かった……」
雪歩「……くす。ね、千早ちゃん」
千早「な、なにかしら」
雪歩「その、もう一つ淹れたお茶は、どうするの?」
千早「わ、私が後で飲むのだけれど?」
雪歩「そっか。ふふ、じゃあ私はそろそろ行くけど……冷めない内に、飲ませてあげてね?」
千早「ええ、せっかくのお茶ですもの。例え寝てても飲ませ……飲むわよ、ええ、私が飲むのよ」
雪歩「ふふ、そうだね。それじゃ、千早ちゃん、また後で」
千早「ありがとう、萩原さん」
雪歩「……そのお茶の感想、聞かせてね?」
千早「ええ」
千早「……ふぅ」
千早「……ふふ、何とか誤魔化せた。私の演技力も捨てたものじゃないわね!」
美希ちゃん、すごく喜んでて、何だか私も嬉しかったな
お付き合いいただき、ありがとうございました。
如月千早の今日思ったことの人かな?
とりあえず「わっほい」と言っておこう。
コメントありがとうございます。
また見かけたらよろしくしてやって頂けると嬉しいです。
ちーちゃんかわいい
乙
亜美のおにぎりには何が入っていたんだろう?
おにぎりの具にごはんですよは安くてうまい
そうかな?と思ったらいつもの人だったのか
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