春香「おはようございまっ、あっ!!」
どんがらがっしゃーん!!
春香「」
千早「」ペラペラ
P「」カタカタ
10分後…
春香「」
千早「」ペラペラ
P「」カタカタ
P「千早、もしかしてなんだ今、大変なことが起こってるんじゃないか?」
千早「言われてみれば、春香がなかなか起き上がらないような…」
P「…」
千早「…」
P「一応、生存確認だけしとくか?」
千早「そうですね」
P「一応、生きてはいるみたいだな良かった」
千早「そうですね」
P「じゃあ、仕事に戻るか」
千早「私もアーティスト特集を読みかけだったので戻ります」
春香「」
1時間後・・・
春香「」
千早「」ペラペラ
P「」カタカタ
P「…千早」
千早「はい?」
P「もしかして大変なことになってるんじゃないか?」
春香「」
千早「もしかすると事態は私たちが思っていた以上に深刻なのかも知れません」
P「」
千早「」
P「春香かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
千早「春香!!!!春香!!!!」
P「大丈夫か!?しっかりするんだぁぁぁぁ!!!!」
千早「起きて!!目を開けて春香ぁぁぁぁ!!!!」
P「駄目だ・・・目を開けない…クソッなぜこんな事に…」
千早「私たちが…私たちが気づいてさえいられたら…こんな事には…」
P「千早…今は嘆いてる場合じゃない」
P「春香を一刻も早く病院につれていかなければ!!」
千早「そ、そうですね」
千早「でも、どうやって!?」
P「幸い俺と千早の二人がいるんだ」
P「俺が頭、千早は足を持てば二人で運べるだろ?」
千早「さすがにプロデューサーですね。こんな状況でも冷静でいられるなんて」
P「褒めるのは春香を病院に送った後だ!!!!!せーのであげるぞ!!」
千早「はいっ!!」
千早「ぷ、プロデューサー!!」
P「どうした!?」
千早「ドアが・・・ドアが閉まっています!?」
P「なんだって!?あああああああああああああああああ!!!!」
千早「こ、これじゃあ・・・」
P「外に出ることができない・・・」
P「くそっ!!俺たちはここで諦めるしかないのか・・・」
千早「春香・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
P「なにか・・・何か方法はないのか・・・・・・これだ!!」
P「千早!!!!そのままドアに突っ込むぞ!!!!」
千早「え、でも、両手がふさがってドアを開けるなんて!?」
P「俺と春香を信じろ!!!!」
千早「はい!!!!」
P・千早「いけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
ゴリュッドォォォォォォォン!!!!
P「ふぅ・・・なんとか開いたな」
千早「でも、どうやって!?」
P「春香だ。春香が俺の身代わりになって頭から突っ込んでくれたんだ」
千早「春香あああああああああああああ!!!!」
春香「」
千早「プロデューサー、絶対に春香を病院に連れていきましょう!!!」
P「もちろんだ!!だ、だが・・・」
千早「階段ですか・・・」
P「ああ、最悪な事にこの階段は狭い・・・」
P「これじゃあ二人で、ましてや春香を運ぶなんて無理だ!!」
千早「いえ、待ってください!!」
P「なんだ!?」
千早「階段が狭いなら広くすればいいだけですよ!!」
P「そ、そうか!!建て替えか!?」
P「待ってろ!!一度、春香を下して業者に電話してくる!!」
千早「お願いします!!!!」
P「はあはあ・・・電話してきた。来年の夏には工事が終わるそうだ」
千早「来年!?ぷ、プロデューサー・・・来年まで春香がもつ保証がありません・・・」
P「な、なんだって!!くそっ俺としたことが建て替えと聞いてウキウキになってたぜ」
千早「と、とにかく私たちだけで何とかしなければ!!」
P「そうだな、今はこの問題にどう対処するかだ」
春香「」
千早「実は私に名案があります」
P「何!?教えてくれ!!」
千早「私は無理ですがプロデューサーなら春香を持ち上げられます」
千早「持ち上げて春香を階段の上から投げるんです」
P「おい、そんなことしたら春香が!?」
千早「大丈夫です。春香を落下地点で私が受け止めます」
P「千早・・・」
千早「はい」
P「最高だぜ!!!!」
P「せーの!!!!!あっ思ったより重い!!!」
ゴリュガガガガゴリゴリゴリッ!!!!!
千早「大丈夫です!!!!私が受け止めます!!!!」
千早「って恐っ!?」サッ
ゴンッッッ!!!!!!
春香「グフッ!!」
P「春香あああああああああああ!!!!!」
千早「春香ああああああああああああ!!!!!」
春香「」
P「千早!!春香は大丈夫なのか!?!?」
千早「大丈夫です。さっきと変わりありません!!!」
春香「」
P「良かった…だがまだ終わりじゃないぞ!!!!」
千早「はい!!!!」
事務所前・大通り-----
救急車「ピーポーピーポー」
春香「」
P「千早・・・今気づいたんだが」
千早「はい?」
P「タクシーを使えばいいんじゃないか?」
千早「!!!!!」
千早「名案です!!!!!」
P「そうと決まればタクシーを・・・駄目だ!!」
P「待ってなんていられない!!!タクシーに電話だ!!!!千早!!事務所に戻るぞ!!!!」
千早「プロデューサー落ち着いてくだい!!」
千早「春香をここに置いてはいけません!!」
P「確かに・・・しかたない・・・俺がおんぶして事務所に運ぶ」
事務所
P「5分後にタクシーが来てくれるそうだ」
P「よし、下にもど・・・クソッ階段だ!?」
千早「プロデューサー」
P「なんだ千早」
千早「階段が駄目なら窓を使えばいいのではないですか?」
P「なんだと!?・・・千早・・・千早は諸葛孔明か何かか??」
P「だが方法はあるのか?」
千早「はい、私テレビで見たことがあります」
千早「飛び降りをトランポリンのようなもので受け止めるのを」
P「トランポリンだと!?」
千早「しかしトランポリンは現実的ではないのでこの場合はベットのマットレスが妥当かと」
P「確かに現実的ではあるだが・・・この場にマットレスはない」
千早「でも春香の為なんです!!私が私が買ってきます!!!」
P「千早・・・いや待て!!マットレスなんて重いもの千早一人じゃ無理だ俺も行こう!!!!」
千早「プロデューサー!!!!」
P「くずくずするな行くぞ千早!!」
千早「はい!!」
P「お、ちょうどよくタクシーが来た」
千早「ついてますね」
とりあえずツッコミにいおりん呼んでこよ
指摘ありがとう。誤字訂正します。
>>15
タクシーに電話だ!!!!
↓
タクシー会社に電話だ!!!!
>>17
P「ずくずするな行くぞ千早!!」
↓
P「ぐずぐずするな行くぞ千早!!」
P「ただいまー。いい買い物ができたな」
千早「プロデューサーと色の趣味は合いそうにありませんね」
P「また、その話か。あんまり部屋が暗いのはなあ」
千早「暗いんじゃありません。整って見えるんです」
P「はいはい、わかりました。ん?」
春香「」
P「」
千早「」
P「春香あああああああああああ!!!!!」
千早「春香ああああああああああああ!!!!!」
千早「どうやら私たちは店員の工作にあっていたようですね」
P「ああ、危なかった。きっと春香を始末しようとする961プロの仕業に違いない」
千早「961プロ・・・許せない・・・絶対にゆるしません!!」
P「とにかくだ。今は春香だ。千早、買ってきた物を!!」
千早「はい!!」ゴソゴソ
千早「はっ!?」
P「どうした!?」
千早「マットレスを買うの忘れました・・・」
P「なんだと!?」
千早「代わりに低反発マットなら」
P「トゥ〇ースリーパーだと!?」
千早「売り場のお姉さんがかさばるから、こっちがいいって言うので」
P「確かに俺も納得してしまった」
P「だが、このマットの反発力・・・これなら・・・いける!!!!」
千早「正気ですか!?」
P「ああ、千早も触ってみろ」
千早「低反発ですよ。大丈夫な訳・・・いける!!!!」
P「だろ?これなら大丈夫だ!!」
千早「確かにこの反発力なら大丈夫でしょう」
P「問題は反発が弱い所だがな」
千早「そこはしかたないでしょう。今はこの反発力にかけましょう」
千早「敷き終わりました」
P「それじゃあ行くぞ!!そりゃ!!!」
春香「」
ぽーーーーーーい
ゴグッ!!
P「・・・」
千早「・・・」
P「・・・千早、全然跳ねなかったけど大丈夫か?」
千早「だ・・・だい・・・・・・大丈夫でしょう」
春香「」
P「春香あああああああああああ!!!!!」
千早「春香ああああああああああああ!!!!!」
千早「はい」
P「よし、持ち上げてるぞ!!俺が頭で千早が足だ」
千早「はい!!」
P・千早「せーの!!」
春香「」
P「よし、このまま病院に向かうぞ!!!」
千早「はい!!!!」
千早「そうですね。腕が悲鳴を上げてます」
救急車「ピーポーピーポー」
P「こんな状況のせいか、今日は救急車が多い気がするな」
千早「それだけ怪我人が多いと言う事でしょうか」
P「そう思うと俺たちはお世話になっていなだけ幸せだな」
千早「はい。これからもお世話にならなければいいですね」
春香「」
千早「え?救急車?・・・」
P・千早「あっ!!!!」
ゴルッ!!
春香「グフッ!!」
春香「」
P「どうやら俺たちは大切なことを忘れていたようだ」
千早「はい・・・なぜこんな大切な物を忘れていたのか」
P「そうだな・・・」
千早「そう・・・」
P・千早「保険証を!!!!」
千早「では、私が・・・ん?」
春香「」
千早「春香ああああああああああああ!!!!!」
P「ん?どうした・・・春香あああああああああああ!!!!!」
春香「」
P「保険証と春香・・・どうすればいいのか・・・」
千早「プロデューサー・・・おち、落ち着きましょう・・・」
P「ああ焦っては駄目だ・・・ここはお茶でも飲みながら落ち着こう」
P「おっ流石、千早。ちょっと休憩するか」
千早「はい」
春香「」
P「いやいや」
人盛り「ガヤガヤ」
千早「なんだか人盛りができてますね」
P「ちょっと覗いてみるか」
――――――
P「すいません・・・すいません・・・あっ!?」
千早「あっ」
春香「」
P「春香あああああああああああ!!!!!」
千早「春香ああああああああああああ!!!!!」
千早「そうですね」
P「よし、それじゃ持ち上げるぞ!!」
千早「はい!!!」
P・千早「えっほ、えっほ、えっと」
千早「長い道のりでした」
看護婦「ど、どうしたんですか!?」
春香「」
看護婦(あの患者・・・重体だわ!?)
P「あの受付はどこですか?」
看護婦「え、いや救急・・・」
千早「プロデューサー!!受付終わりました。二時間待ちだそうです」
P「なんだって!?それじゃ春香が持たないぞ!?」
看護婦「だから救急・・・」
看護婦「だから受付ますって」
千早「プロデューサー!!エレベーターが来ました!!」
P「よし医者に直接合って話をつけてやる!!」
千早「春香のためですね」
看護婦「警備員さん!!彼らを取り押さえてください」
警備員「お前らおとなしくしろ!!!」
P「うぉなんだ!?なぜ俺たちの邪魔をするんだ!?」
千早「やめてください!!」
警備員「おとなしくしろ!!」
P「春香あああああああああああ!!!!!」
千早「春香ああああああああああああ!!!!!」
P「よかった」
千早「安心しました」
医者「おそらく転倒した時に強く頭を打ったのでしょう」
医者「大丈夫。安静にしていればじきに目覚めます」
P・千早「よかった」
医者「そして彼女の話は終わりにして、次はあなたたちです」
P・千早「えっ!?」
医者「最初は驚くかもしれませんが事実です。段々、受け入れていきましょう」
医者「まずは挨拶から」
医者「精神科にようこそ」
P・千早「・・・」
P「春香あああああああああああ!!!!!」
千早「春香ああああああああああああ!!!!!」
おわり
すいません、すいません、すいません。
このオチと勢いは嫌いじゃない
笑った
疾走感に溢れ過ぎww
また何か書いて欲しい
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