P「おはよう翼、まだ待ち合わせまで時間あるのに随分早いな」
翼「だってだって、今日すっごく楽しみにしてたんです!」
P「そっか、なら楽しんで貰えるように頑張らないとな」
翼「えへへ、楽しみ~♪」
そういって飛び付くように右腕に抱き着く翼
大きな双丘に腕が包まれて幸せな気分になる
P「よし、行くか」
翼「はい♪」
7月30日、今日は翼の誕生日だ
P「…」
俺は友人の伊吹とLINNEをしていた
伊吹:最近翼が構ってくれない
P:知らん
伊吹:しかもずっとお前の自慢話ばっかり
P:それは光栄だよ、義兄さん
伊吹:叩き殺すぞ
P:冗談だよ
P:なんだ?
伊吹:30日が翼の誕生日なんだが…丸一日翼に付き合ってやって欲しい
P:30日は最初からそのつもりだが
伊吹:31日の朝までだぞ?
P:…おいおい義兄さんよ、翼を泊めろってことか?俺としては願ったり叶ったりだが
伊吹:義兄さんはやめろ…というより翼がそれを希望してるんだよ
伊吹:兄としては妹の幸せが一番大切だからな、出来れば叶えてあげたい
伊吹:お前にだけは言われたくないぞ、シスコン
P:…
伊吹:…
P:ま、心配しなくても俺は最初から可能な限り翼と過ごす予定だったから任せてくれ
伊吹:ああ、頼んだ
P:翼とのデートを逐一画像付きで報告してやるから
伊吹:7月31日をお前の命日にしてやるからな、覚悟しろ
P:冗談だよ
そんなやりとりをした
そして7月30日当日、こうして午前中から待ち合わせをし、デートをしている
翼「えー、P先輩はわたしのことなんだと思ってるんですかー?」
P「いや、なんとなく遅刻が多そうなイメージがな」
翼「うっ…た、確かに遅刻は多いですけど…でもでも、今日は一日先輩と一緒にいられるんだから遅刻なんてしませんよ!」
P「そうだな、早く来たくらいだしな」
翼「だってだって、1秒でも長く先輩と一緒にいたいもん♪」
P「翼は可愛いなぁ」
翼「えへへ…P先輩は世界一格好いいです!」
後でこのやりとりを伊吹に送ってやろう
翼「はーい」
翼と腕を組んで街を歩く
翼「あ、見て見て先輩!可愛い服!」
P「お、良いな、見てみるか?」
翼「うん!」
店に入り、色んな服を試着することにした
P「おお、可愛らしくてよく似合ってるな」
翼「えへへ…じゃあじゃあ次は…」
カーテンを閉めて着替える翼
翼「じゃーん!これは?」
P「クールに決めた感じだな、格好良くて似合ってるぞ」
P「俺の翼はクールも可愛いもこなせる最高の彼女だって胸を張って言えるな」
翼「もっと褒めて褒めて~♪」
P「む、もうこんな時間か」
翼「わ、時間経つのはやい」
P「気に入った服はあったか?」
翼「いっぱいありました!でもでも、買うならP先輩が一番良いなって思ってくれた服が良いなぁ…」
P「そうだな…それなら…」
一番印象に残った服を選ぶ
P「この服かな」
P「きっとこの服を着て街を歩いたら、男女問わずみんなの視線を独り占め出来る」
P「それくらいよく似合ってたぞ」
翼「じゃあそれにします!あ、でも先輩!」
翼が腕に抱き着いてくる
翼「例えわたしがみんなの視線を独り占めしても、わたしの視線は先輩が独り占めしてますからね♪」
P「ありがとう翼、最高に嬉しい」
新しい思い出を手に、俺達は店を後にした
それだけやると流石に空はすっかり暗くなっており、普段ならそろそろ翼を家に送る時間なのだが…
翼「せーんぱい、今日先輩のお家にお泊まりしていいですか?」
P「俺の家に?」
翼「はい!今日は朝まで先輩と一緒にいたいなって…だめぇ?」
P「俺も翼と朝まで一緒にいたいよ」
翼のおねだりを俺は当然のように受け入れる
翼「やったぁ!じゃあじゃあ早速行きましょう!」
翼が待ちきれないかのように俺の腕を引っ張る
P「こらこら、そんなに焦らなくても俺の家は逃げないぞ」
翼「でもでも、早く行きたい!」
P「仕方ないな、じゃあ早足で行こう」
翼を腕にぶら下げて、俺は家に帰った
俺の部屋に着くなりベッドにダイブする翼
スカートなのにそんなことをするものだからパンツが見えていた
P「翼、パンツ見えてるぞ」
翼「も~、これは見せてるんです!」
P「…」
寝転がっていた翼が体勢を変えて座り込む
P「ん?」
翼「わたし、誕生日プレゼントが欲しいなぁ」
P「…何が欲しい?」
翼「んーっと、ステーキ肉一年分とか、テスト免除権とか、可愛い服とか!」
P「どれもこれも難問だな」
翼「でもでも、一番欲しいのは」
翼がベッドから降りて俺に飛び付き
翼「…ちゅっ」
キスをした
P「いや、駄目じゃ無いよ」
俺は翼を抱き締める
そしてお姫様だっこをして、ベッドにゆっくり降ろした
翼「た~くさん、くださいね?」
P「ああ」
翼にたんぱく質を追加摂取した
P「ふう…」
翼「えへへ…いっぱいもらっちゃった」
P「満足?」
翼「はい!あ、でもでも」
翼「きっとまたすぐ足りなくなっちゃうかも」
翼「だからその時は、またいっぱいにして欲しいです!」
P「そうだな、またいつでもいっぱいにしてやる」
翼「約束!」
P「ああ」
俺達は指切りをする
P「おっと」
俺は翼に、まだ言ってなかった言葉を伝える
P「翼」
翼「?」
P「誕生日、おめでとう、大好きだ」
翼「あっ…」
翼「…はい!ありがとうP先輩!わたしも大好き!ちゅっ」
来年も、再来年も、もっと先まで、きっと俺は翼の誕生日を祝ってあげられる
だからその未来まで、一緒に歩いて行きたい
翼
誕生日おめでとう
翼誕生日おめでとう、乙です
>>1
伊吹翼
http://i.imgur.com/Ro4vPdM.jpg
http://i.imgur.com/Pa1FrYN.jpg
乙です。このイチャイチャ感が好き
伊吹兄もいい感じに兄バカだわ
乙
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