P「あー、この前親御さんが見えられてたからなあ。それで移ったんじゃないですかね。何日かしたら戻ると思いますよ」
美咲「え?」
P「あー、青羽さんは知らないか。琴葉ね。福岡出身なんですよ」
美咲「え? ええ!?」
P「あとジュリアも」
美咲「はぇー……」
琴葉「ちょっと恵美、レッスン中……」
エレナ「ウンウン、それで」
琴葉「エレナ……」
恵美「それでね? 志保ったら、「おかえりなさいませ。ご主P様!」だって!」
琴葉「きさんら! たいがいにしとかんや!」
琴葉「レッスン中ってなんべんも言っとろうもん! 人ん話ば真剣に聞きようとか! プロデューサーさんが3人でユニットば組ませてくれたとやろうもん! がんばらんといかんとなかとね!?」
恵美「こ、琴葉……?」
エレナ「コトハ、怖いヨ……?」
琴葉「そげんこつじゃいつまでたっても……あ。ご、ごめんなさい」
エレナ「う、ウン……コトハ、ゴメンなさい! でも、コトハすごかったね……」
琴葉「……ごめんなさい。内容的には「レッスン中って何度も言ってるでしょ! 人の話を聞けないの? プロデューサーさんが3人でユニットを組ませてくれたんじゃないの? 頑張らなきゃダメないんじゃない?」としか言ってないんだけどね……」
恵美「あー、そうなんだ……」
恵美「琴葉? 戻ってるよ?」
琴葉「……あ」
エレナ「で、でも、コトハのハカタベン? わたしは好きだヨ? チャーミングだとおもうナ!」
琴葉「本当?」
エレナ「ホントウホントウ!」
琴葉「恵美はそうよね……」
エレナ「わたしもないヨ?」
恵美「ブラジルの言葉とか話せないの?」
エレナ「えー、簡単にしか話せないヨー」
琴葉「簡単でいいからやってみてよ。エレナがいいなら」
エレナ「ンー……Olá! Meu nome é Shimabara Erena!」
恵美「あははは! ちょっとエレナ! めっちゃうまいじゃん! ねえ琴葉委員長! 聞き取れた?」
琴葉「Shimabara Erena! しかわからなかったに決まってるでしょ!」
エレナ「ちなみに今のは「こんにちは! わたしの名前は島原エレナ!」だヨ」
ジュリア「おーっす」
琴葉「あら。おはよう、ジュリアちゃん」
ジュリア「おはよ、コト。あれ? どうしたよ、ため息なんかついて」
琴葉「……ちょっとね」
琴葉「ジュリアちゃん……いいの?」
ジュリア「コトはいつもシアター公演のセンターとしてみんなをまとめてくれてんだろ? コトがいるからあたしものびのびと自由に歌える……ってなんだこれ! めっちゃ恥ずかしいな!」
琴葉「あは、あははは! ……ありがとう、ジュリアちゃん」
ジュリア「笑うな笑うな! それで!? なんで悩んでるんだ!? 言ってみろよ! ほら!」
琴葉「……私ね。ううん、うちね。本当は博多出身やけん博多弁ば使いよるとよね。今までは標準語にしよったとばってん。この前母さんがこっちに遊びん来た時に戻ったとよね……あ、ご、ごめんなさい! 私ったらまた博多弁を……」
ジュリア「……コトが博多弁ば使いたいんやったらそれで良かっちゃないと?」
ジュリア「あー、歌ん時だけアクセントば気いつけたら良かっちゃない? あたしも一時期ちかっぱ注意されたけえねー」
琴葉「ジュ、ジュリアちゃん、もしかして……」
ジュリア「ん? あれ、コトもしかして知らんかったと? あたしも福岡……北九出身よ?」
ジュリア「ちかっぱ練習したっちゃんねー……うん。コトは博多弁でも良かよ。そっちの方が可愛いっちゃ」
琴葉「ほんとね?」
ジュリア「当たり前ちゃ。あのさ、コト。コトは地元が好きやろ?」
琴葉「当たり前やん! 食べもんもうまかし、物価も安かし、なにより住んどる人がみんな優しかもん!」
ジュリア「なら、それでよかやん。地元が好きで、誇りに思うなら、方言も誇っちゃらんと。コトも、地元に嘘はつきたかなかやろ?」
ジュリア「ええ!? あー、それも良かっちゃない? ……うん。良かねそれ! 面白そうやん!」
こうやって、私達2人はユニットを組むことになった。
私達2人のユニットは福岡のファンの人に特に評判がよく。
後に石川出身の紬ちゃん、北海道出身のひなたちゃん、山口出身のこのみさんと5人でユニットを組むことになるのだけど。
そのことを、私達はまだ知らない。
琴葉の出身が不明だから福岡出身の可能性もありますよね????
以下訳です
琴葉「……私ね。ううん、うちね。本当は博多出身だから博多弁を使ってるのよね。今までは標準語にしてたんだけど。この前母さんがこっちに遊びに来た時に戻ったのよね……あ、ご、ごめんなさい! 私ったらまた博多弁を……」
ジュリア「……コトが博多弁を使いたいんだったらそれでいいんじゃねえか?」
琴葉「!?」
ジュリア「あー、歌ん時だけアクセントに気をつけたらいいんじゃねえか? あたしも一時期めっちゃ注意されたからなー」
琴葉「ジュ、ジュリアちゃん、もしかして……」
ジュリア「ん? あれ、コトもしかして知らなかったか? あたしも福岡……北九出身だぞ?」
琴葉「……いやー。いやー知らなかった! ジュリアちゃん福岡出身なんだ! いやーわからなかったわよ。標準語がうまいね!」
ジュリア「めっちゃ練習したんだよなー……うん。コトは博多弁でも良いよ。そっちの方が可愛いって」
琴葉「ほんとに?」
ジュリア「当たり前だろ。あのさ、コト。コトは地元が好きだろ?」
琴葉「当たり前じゃない! 食べものおいしいし、物価も安いし、なにより住んでる人がみんな優しいもん!」
ジュリア「なら、それでいいじゃねえか。地元が好きで、誇りに思うなら、方言も誇ってやんないとな。コトも、地元に嘘はつきたくないだろ?」
琴葉「……そんなにいうなら。ジュリアちゃんと一緒に福岡出身アイドルとしてユニットでも組む?」
ジュリア「ええ!? あー、それもいいんじゃねえ? ……うん。いいじゃんそれ! 面白そうじゃん!」
乙です
>>1
青羽美咲(20)
http://i.imgur.com/DIFiKFx.jpg
>>2
所恵美(16) Vi/Fa
http://i.imgur.com/uhxMmJv.jpg
http://i.imgur.com/a2Ghj4r.jpg
田中琴葉(18) Vo/Pr
http://i.imgur.com/ba9k1Tw.jpg
http://i.imgur.com/rKsRx8Q.jpg
島原エレナ(17) Vi/An
http://i.imgur.com/rOj79mn.jpg
http://i.imgur.com/YPCOI6n.jpg
>>8
ジュリア(16) Vo/Fa
http://i.imgur.com/YQSfng6.jpg
http://i.imgur.com/RFKYqp1.jpg
博多弁と北九州弁はまた色々と複雑なんだよなあ
実はジュリアがこのSSで出身になってる北九州の方言は最もアクセントが標準語に近い方言の一つだったはず?
専門家じゃないから詳しいことはわかんないけど
だから「からう」とか「なおす」とか「はわく」とかに苦労しそうかなーってwwww
それは横に置いといて、博多弁琴葉、その発想はなかった
よかったです
おつおる
乙
方言はいいものだ…
なお、県内には久留米と筑豊もある模様
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