・千早とライラさんが散歩するだけ
・ヤマ、オチ特になし
・のんびり更新予定
・Here Comes A New Challenger!
よろしければお付き合いください
↓なお前回
【予定は未定】千早「今回はp ライラ「ゆーーーーきーーーーーー!!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1455888782/
千早「皆さんこんばんは、如月千早です」
ライラ「ライラさんでございますよー」
千早「皆さんこんばんは、如月千早です」
ライラ「ライラさんでございますよー」
千早「いつ終わるともしれない当番組ですが、今回も放送することができるようです」
ライラ「でも、安心できないのですよ」
千早「そうね。次の話はいつも通り入ってこないものね」
ライラ「あー、大丈夫なような気もしないわけではないのですよ?」
千早「そう?」
千早「(自信の無さが切ないわね)」
ライラ「なんだかんだとここまで来ましたので」
千早「そうかもしれないわね」
ライラ「それに、考えてもしょうがないのですよ」
ライラ「それなら、今日の放送を楽しんだほうがいいのです」
千早「……確かに、その方が建設的ね」
ライラ「ところで千早さん。今日はどこに行くのですか?」
千早「……ライラさん聞いてないの?」
ライラ「はいです」
千早「私も聞かされていないのだけど……」
ライラ「あー、『初心に帰って適当に歩いてください』だそうでございますよ」
千早「……目的地すら決まってないのは初めてじゃないかしら」
ライラ「おー、まさに予定は未定でございますねー」
千早「(このやるせなさはなんなのかしら……)」
ライラ「それでは行きましょー」
千早「(いい加減なコンセプトは今に始まったことじゃないけど……)」
千早「……ああ、置いて行かないで、ライラさん」
大筋は出来てますが、やっぱりのんびりになりそうです
お楽しみ頂けたら幸いです
荒らしその1「ターキーは鶏肉の丸焼きじゃなくて七面鳥の肉なんだが・・・・」
↓
信者(荒らしその2)「じゃあターキーは鳥じゃ無いのか?
ターキーは鳥なんだから鶏肉でいいんだよ
いちいちターキー肉って言うのか?
鳥なんだから鶏肉だろ?自分が世界共通のルールだとかでも勘違いしてんのかよ」
↓
鶏肉(とりにく、けいにく)とは、キジ科のニワトリの食肉のこと。
Wikipedia「鶏肉」より一部抜粋
↓
信者「 慌ててウィキペディア先生に頼る知的障害者ちゃんマジワンパターンw
んな明確な区別はねえよご苦労様。
とりあえず鏡見てから自分の書き込み声に出して読んでみな、それでも自分の言動の異常性と矛盾が分からないならママに聞いて来いよw」
↓
>>1「 ターキー話についてはただ一言
どーーでもいいよ」
※このスレは料理上手なキャラが料理の解説をしながら作った料理を美味しくみんなで食べるssです
こんなバ可愛い信者と>>1が見れるのはこのスレだけ!
ハート「チェイス、そこの福神漬けを取ってくれ」 【仮面ライダードライブSS】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1456676734/
いま何作目?
俺もよく分からん。この>>1はそれくらい立ててる
同じような話なのに立てすぎに感じるのは俺だけだろうか…
期待
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千早「…………まったく」
ライラ「難しい顔でどうなさったのですか?」
千早「いえ、この番組の初心ってなんだったかしらって」
ライラ「えーと……行き当たりばったり?」
千早「そこは変えていったほうがいいと思うのだけど……」
千早「それでも今までは、やりたい事とか行きたい所とか、打ち合わせで話し合っていたでしょ?」
千早「今回、それすらもなかったのよね」
ライラ「あー、そういえばそうでございましたねー」
ライラ「でも、こうしてのんびりお散歩するのも楽しいですよ」
千早「(この顔、反則よね)」
ライラ「どうかしましたです?」
千早「いえ、細かいことを気にし過ぎるの、悪い癖だなって」
ライラ「千早さんは真面目でございますから」
千早「まあ、否定はしづらいかしら」
ライラ「もっと楽に考えればよろしいのですよ」
千早「(楽に……ね)」
ライラ「千早さん?」
千早「肩の力を抜けってよく言われるのだけど、なかなか難しくて」
貴音「そうですね。何事にも真剣に取り組む千早の姿勢は賞賛に値します」
貴音「ですが、場に合わせた身の処し方も習得すべきかと」
千早「その、柔軟な対応というのが難しいんですよ」
貴音「先生なら、千早の隣にいるではありませんか」
ライラ「ほぇ? ライラさんでございます?」
貴音「らいら殿は常に自然体。学ぶところも多いのでは?」
千早「確かに、これ以上ないお手本ね」
ライラ「えへへー、なんだか照れますですねー」
千早「ところで、当然のように会話に混ざってますけど」
貴音「はて」
千早「四条さんはいつからそこに?」
貴音「千早が番組の初心について悩んでいたあたりでしょうか」
千早「……ほぼ最初からですよね、それ」
ライラ「おー、ご挨拶が遅れましたですよ。ライラさんと申しますです」
貴音「これはご丁寧に。四条貴音と申します、以後お見知りおきを」
千早「…………全く聞いてないし」
ライラ「では、貴音さんとお呼びしてもよろしいでしょうか?」
貴音「構いませんよ。私も、親しみを込めてらいら、と呼ばせて頂きましょう」
ライラ「えへへー、よろしくお願いしますですよ」
貴音「ふふ、こちらこそよろしくお願いいたします」
千早「これ、番組的には………あ、いいのね」
千早「(これを手本にって、ハードル高すぎないかしら)」
――――――
――――
――
千早「四条さんがゲストに来るだなんて聞いてませんでしたよ」
ライラ「そういえばそうでございますねー」
貴音「当然でしょう。私はげすとではございません故」
千早「…………へ?」
貴音「私はただ、現場を上がって足の向くままに歩いていただけなのです」
ライラ「なるほどー」
千早「へ? ライラさん分かったの?」
ライラ「つまり貴音さんもお散歩中だったわけでございますねー」
貴音「ふふ、その通りです」
貴音「二人を見かけたところ、すたっふ様より『お暇ならご一緒しては』と持ちかけられまして」
千早「ウチのスタッフは何でこんなに自由なの……」
ライラ「一人よりもたくさんの方が楽しいのですよ」
貴音「真、その通りです」
千早「ま、まあ、旅は道連れとも言いますし、不満があるわけではないんですが」
ライラ「ということは、今日は貴音さんも一緒にお散歩なのですねー」
貴音「ふふ、よろしくお願いいたします」
千早「……結局、ゲストなんじゃないかしら」
貴音「何か言いましたか、千早?」
千早「いえ、なんでまた飛び入りする気になったのかな、と」
貴音「実は私、この番組には少々興味があったもので」
ライラ「おー、そうなのでございますか」
貴音「筋書きのない中での人々との触れ合い、素朴な食との出会い……」
千早「(四条さんお腹減ってるのかしら)」
貴音「そして、あくまで自然体な二人のやり取り」
貴音「何より、そのような番組の司会をあの千早が務めているという……」
千早「……まあ、そう言われる心当たりはありますけれど」
ライラ「どういうことです?」
千早「ほら、私って頭の固いところがあるから」
貴音「ふふ、そんな千早も随分と柔らかくなったようで」
ライラ「ほー」
千早「改めて、面と向かって言われると反応に困りますね……」
貴音「どうやら、らいらのお陰のようですね」
ライラ「ライラさんですか?」
貴音「ええ。貴女には不思議な魅力を感じます」
ライラ「えへへー、貴音さんに褒められると嬉し恥ずかしですねー」
千早「(確かに、ライラさんといると無駄な力が抜ける気はするわね)」
貴音「らいらならばこの先も…………むっ!?」
千早「四条さん?」
貴音「申し訳ありません。どうやら私はここまでのようです」
ライラ「何かございましたですか?」
貴音「あちらの方角より、未知との出会いの予感がするのです」
千早「(この眼は……)」
ライラ「おー、それではライラさんたちも――
千早「残念ですが仕方ないですね」
ライラ「……千早さん?」
千早「四条さん、今日はわざわざありがとうございました」
貴音「こちらこそ、快く受け入れていただき感謝しております」
千早「またご一緒できるといいのですが」
貴音「いずれそのような機会も訪れましょう……では」
ライラ「…………行ってしまいましたですね」
千早「ふぅ」
ライラ「何で一緒に行かなかったのですか?」
千早「四条さんは獲物を見つけたのよ」
ライラ「………エモノ?」
千早「ラーメンよ」
ライラ「えーと」
千早「あの眼をした四条さんに、軽い気持ちで付いて行ってはダメなの」
ライラ「……よく分かりませんですよ」
千早「最悪、夢でうなされることになるわ」
ライラ「……やっぱりよく分かりませんです」
千早「…………ふっ」
ライラ「(遠い目……何があったのでしょうか)」
……ゲストというよりは乱入者でした
この先はまたちはライ二人の予定です
お付き合いいただけましたら幸いです
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ライラ「あー、千早さん」
千早「何かしら」
ライラ「ここはいったいどこなのでしょうか」
千早「……住宅街、みたいね」
ライラ「ひょっとして迷子でございます?」
千早「ライラさん、それは違うわ」
ライラ「ほー」
千早「迷子っていうのはね、目的地にたどり着けないことを言うの」
千早「だから、目的地がない私たちは迷子にすらなれないのよ」
ライラ「あー、なぜかライラさん切ない気持ちでいっぱいでございます」
千早「……私もよ」
ライラ「とりあえず一休みできそうなところを探しませんですか?」
千早「そうしましょう」
ライラ「それで、ここはどこなのでしょうか」
千早「……まあ、そうなるわよね」
ライラ「どうしましょう」
千早「わからないなら人に聞くのが一番よ」
千早「あのー、ちょっとよろしいでしょうか」
――はいはい……って千早ちゃんだわ!?
――あらホント、千早ちゃんだ
千早「実は番組のロケ中なんですが……」
――え、テレビ? テレビなの!?
ライラ「ライラさんたちは一休みできそうなところを探しているのですよー」
――あら、ライラちゃんじゃない!
ライラ「おー、ライラさんをご存じでございますか」
――ご存じご存じ。私ライラちゃんのファンだもの
ライラ「嬉しいでございますねー」
――え、アンタってそうだったの?
――そうよ。ライラちゃんこう見えてすごい苦労してるんだから
――そういうのおくびにも出さずに健気に頑張って……応援しないでどうするの!?
ライラ「あー、なんだか少し照れますですね」
――いやアンタ、苦労って言うなら千早ちゃんだって
――ああ、あの時のあなたすごかったものねぇ
――千早ちゃん、アタシはあんなゴシップ信じてなかったからね!
千早「あの、その話はもう……」
――この人、ファン集めて出版社に抗議に行こうとしてたのよ
千早「あ、ありがとうございます」
ライラ「おー、何とも情熱的でございますねー」
――そういえば何の話だったかしら
――ここらでいいお店ないかって、ライラちゃん言ってたじゃない
――ああ、そうだったわね
千早「いえ、少し休憩できればそれで……」
――紹介できそうなの、あそこくらいかしら
――ああ、マスターの店なら大丈夫じゃない?
ライラ「どこかいいところがあるのですか?」
――ええ。ここからちょっと行ったところに喫茶店があるの
――私たちのこと話したら喜んで入れてくれると思うわ
ライラ「おー、そうなのですかー」
――あ、そうだ。千早ちゃん、せっかくだからサインお願いしてもいい?
千早「ええ、構いませんが」
――じゃあ私ライラちゃんにお願いしようかしら
ライラ「ライラさんでよろしいのです?」
――当たり前じゃない。私はライラちゃんのファンなんだから
ライラ「光栄ですねー」
――ちょっと待っててねー
千早「……嵐のようね」
ライラ「はいです。でも、嬉しいです」
千早「そうね。私たちああいう人たちに支えられているのよね」
ライラ「ライラさんもっと頑張らないとですねー」
――ごめんなさい、待たせちゃって
千早「いえ、気になさらないでくださ……あの、これ」
――昔千早ちゃんが手売りしてたCDよ。懐かしいでしょ
千早「……はい」
――当時のサインの横にお願いね
千早「あの……ありがとうございます」
――何言ってんの、お礼を言うのはこっちよ
千早「はい、これからも応援よろしくお願いします」
――大丈夫、断られても追いかけるから
ライラ「ライラさんはこの色紙に書けばよろしいのですか?」
――ええ、ありがとう
ライラ「いえいえですよー」
――頑張ってね、オバちゃん応援してるから
ライラ「頑張るのは得意でございます」
――ご近所さんにライラちゃんのこと紹介しとくわね
ライラ「えへへー、ありがとうございますですよ」
――長々と付き合わせちゃってごめんなさいね
――サイン、宝物にするからね
千早「どうもありがとうございました」
ライラ「楽しかったのですよー」
次かその次の投下で終わると思います
お待ちいただけたら幸いです
こーゆーおばちゃんすき
ライラさんは割と女性ファン多そうなイメージ
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ライラ「あちらのお店でございますでしょうか」
千早「そうみたい。ちょっと聞いてくるわね」
ライラ「いってらっしゃいませー」
――失礼します
――いらっしゃい
――少しお伺いしたいのですが
――どうかしました?
――今テレビのロケ中なんですが、カメラが入っても大丈夫でしょうか
――ウチみたいなところで良ければ構いませんよ
千早「大丈夫ですって」
ライラ「おー、それでは入りましょー」
千早「お邪魔します」
――はい、いらっしゃい
ライラ「おー、マスターさんありがとうございますですよー」
――特に面白味もない店だけどね
千早「そんな、落ち着いていて素敵なお店だと思います」
ライラ「なんだかのんびりな感じですねー」
――お陰さまでご近所さんの集会場みたいになってるよ
千早「なんだか分かる気がします」
ライラ「お店もマスターさんもあったかい感じなのです」
――はは、ありがとう
千早「あ、すみません。注文もせずに」
ライラ「おー、そうでした。マスターさんのお勧めは何でございますか?」
――うーん、特別これというものもないけど……カフェオレでも淹れましょうか
千早「よろしくお願いします」
ライラ「ライラさんもー」
――かしこまりました
千早「何と言うか、絵になるわね」
ライラ「オトナの魅力というものでございますねー」
――光栄です
千早「このお店は、長いんですか?」
――かれこれ30年くらいかな
ライラ「おー、年季が入っているというやつですねー」
ライラ「なんで喫茶店のマスターになったのですか?」
――ボクらくらいの年代の男の、憧れの一つだったから、かな
千早「憧れ、ですか」
――自分の店を持って、一丁前にヒゲを生やして、カウンターに立って、ってね
千早「素敵な夢ですね」
ライラ「マスターさんとっても格好いいと思いますです」
――なんだかこそばゆいな……はい、どうぞ
千早「ありがとうございます」
ライラ「おー、温かくて甘くて美味しいのです」
千早「とても、優しい味……」
ライラ「紹介して頂いたお二人にも感謝ですねー」
――ああ、どおりで
千早「どうかしましたか?」
――いえ、あまり目立つ店でもないのにどうやってここに来たのかなと
ライラ「あー、さっきご近所のお母さん方に教えていただいたのですよ」
千早「とても熱烈な歓迎も受けました」
――成程成程。あの人たちかな?
ライラ「わかるのですか?」
――ご近所でお二人の熱烈なファンとなると、ね
千早「ここにもよく来られるんですか?」
――世間話のついでにコーヒーを飲みに来るよ
ライラ「おや、コーヒーはついでなのでございますか」
千早「でも、なんだかそれっぽいわね」
ライラ「あー、何となくわかるのですよ」
――すごいパワーだったでしょ
千早「ええ。正直圧倒されました」
ライラ「でも、嬉しいお言葉をいっぱいいただけたのです」
――それはよかった。はい、どうぞ
千早「え?」
ライラ「ライラさん頼んでいないですが」
――あの人たちの相手した後だと、お腹空いてるでしょ
ライラ「あー、そういえばライラさんお腹減ってますですね」
千早「今日は結構歩いていたものね」
――だからこのホットサンドはボクからの差し入れ
ライラ「おー、ありがとうございますですよ」
千早「すみません。ありがたく頂戴します」
ライラ「美味しいですねー」
千早「何だろう。すごくホッとする味……」
ライラ「だからホットサンドというのですか?」
千早「っ!」
ライラ「千早さんどうかしたのですか?」
千早「……ふ、くふっ……」
千早「(ま、まさかライラさんから、くふっ、そんなふ、不意打ちが来るなんて)」
千早「………っく、くふふ……ぷふっ」
ライラ「ライラさん何かしてしまいましたでしょうか」
――笑顔は幸せの素だから、気にしなくていいんじゃないかな
ライラ「おー、マスターさん格好いいですねー」
千早「……し、失礼しました」
ライラ「千早さんもうよろしいのですか?」
千早「え、ええ、もう大丈夫」
ライラ「マスターさんもありがとうございましたですよ」
――おや、もういいのかい?
ライラ「ライラさんお腹いっぱいで大満足でございます」
千早「何かお礼が出来ればいいんですが」
――じゃあ、また遊びに来てよ
ライラ「遊びに、ですか?」
――そ。世間話のついでにコーヒーを飲みに
千早「ふふ、分かりました」
ライラ「約束しますです」
千早「それでは、ありがとうございました」
――はい、いってらっしゃい
ライラ「また来ますですよー」
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ライラ「美味しかったですねー」
千早「そうね。マスターも素敵な人だったわ」
ライラ「きっとまた来たいです」
千早「さて、この後はどうしようかしら」
ライラ「千早さん、どうやら今日はここまでのようですよ」
千早「え?」
ライラ「『いい感じの画が撮れたのでOK』だそうでございます」
千早「……相変わらずね」
ライラ「でも、良い人たちに出会えたのですよ」
ライラ「おかげさまでライラさんのやる気急上昇中でございます」
千早「これは私も負けていられないわね」
ライラ「えへへー」
千早「というわけで本日もお送りしました、予定は未定」
ライラ「今回で、えーと、第七回目でございました」
千早「さて、八回目の放送はあるのかしらね」
ライラ「あー、そこはいつも通り視聴者様次第でございますか」
千早「ええ、いつも通りの白紙状態よ」
ライラ「多分なるようになるのですよ」
千早「まあ、深く考えても仕方がないしね」
ライラ「それではライラさんとー」
千早「如月千早がお送りしました」
ライラ「またお会いしましょー」
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【収録後】
律子「お疲れ様、千早」
千早「あら、律子」
律子「何? プロデューサーじゃなくて残念?」
千早「べ、別にそんなこと言ってないじゃない」
律子「ふふーん?」
千早「……何かしら、そのニヤニヤ笑い」
律子「冗談よ、じょーだん」
千早「まったく……」
律子「でも、聞いてはいたけど自由な現場ね」
千早「慣れてきている自分が怖いわ」
律子「なんでこれで許されるのかしら?」
千早「そんな律子に魔法の言葉を教えてあげるわ」
律子「何?」
千早「企画者はプロデューサーよ」
律子「…………謎の説得力ね」
千早「でしょ?」
律子「ふふっ」
律子「この現場にあの共演者じゃ、千早の力が抜けるのも納得ね」
千早「……どういうこと?」
律子「力入れるだけ無駄でしょ」
千早「それはまあ、そういう面もあるかしら」
律子「さすがプロデューサーよね」
千早「へ?」
律子「千早の苦手分野を、そうと知らないうちに克服させようとしてるんでしょ」
千早「まさか」
律子「千早。企画者はプロデューサーよ?」
千早「……」
律子「……」
千早「ホント、謎の説得力があるわね」
律子「普段は何も考えてなさそうなのにね」
千早「考えてないことも多いと思うわよ?」
律子「今日の貴音の件とか?」
千早「あ、律子もプロデューサーの差し金だと思ってたのね」
律子「偶然だとしたら出来過ぎよ」
千早「ホント、面白そうだと思ったら見境ないわよね」
律子「で、結局自分が一番楽しんでいる、と」
千早「まあ、退屈はしないけれど」
律子「……ふふっ」
千早「どうしたの?」
律子「ことあるごとに角を突き合わせてたのに、変わるものね」
千早「そ、それは、あの人のお陰で私の世界が広がったようなところもあるわけだし……」
千早「も、もちろん同じくらいみんなにも感謝してるわよ?」
律子「はいはいご馳走様」
千早「ちょっと律子?」
律子「……髪飾り」
千早「へ?」
律子「良く似合ってるわよ。愛されてるわね、千早」
千早「こっ、これはただ誕生日に貰っただけで、だから別にプロデューサーと私は……」
律子「私、『誰に』愛されてるかなんて一言も言ってないわよ?」
千早「…………」
律子「口、開いてるわよ」
千早「ちょっと待って律子話を聞いてちょうだいだからこれはそういうことではなくて」
律子「(ホント変わったわよ、千早)」
<どっとはらい>
お付き合いいただきましてありがとうございました
お楽しみ頂けたのなら幸いです
ちーちゃんもライラさんもかわいい
相変わらず笑いの沸点低いちーちゃんカワイイ
次のゲストは誰かなー
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