P「遅いだろ!」
美希「サンタクロースなの!」
P「見ればわかる」
美希「ちなみに朝起きてたらサンタクロースになってたの」
P「そんな美少女か毒虫になりそうな理由のサンタクロース嫌だ」
美希「いちいちツッコミが多いの、そんなんじゃいい子になれないよ?」
P「そもそも俺はプレゼントもらう歳じゃ…」
美希「でもミキは優しいから特別にプレゼントあげる」
P「お、おう…ありがと…」
美希「はい、おにぎり!」ヒョイ
P「そんな気がしてたよ」
美希「フィンランドで握って持って来たの!」
P「本当だ、もう凍ってカチコチになってる」コンコン
美希「プロデューサーに食べて欲しいな…」
P「ありがとう、冷凍してから食べるからな」
美希「わーいなの!」ぼふっ
P「おいこら、俺のベッドで寝るな!?」
美希「プロデューサーのベッドあったかいのー・・・zzz」
P「まだお仕事始まったばりじゃないのか!?美希、起きろ!」ユサユサ
美希「zzzzzz」
春香「わっ!?美希が窓から入ってきた!?」
美希「春香、こんにちはなの」
春香「う、うん…今…空から飛んできてなかった・・・!?」
美希「うん、だってサンタさんだもん」
春香「そっか…って納得いかないよ!」
美希「細かいことはいいの、春香にプレゼントあげる!」
春香「わっ…結構大きい箱だね、開けてもいい?」
美希「うん、どうぞなの!それじゃあミキは次行くねー!」バンッ
シャンシャンシャンシャン…
春香「……」
春香「中身は一体なんだろ…」パカッ
春香「靴…?」
『春香が転ばないように特別な転びにくい靴を持って来たの!ちゃんと履いて欲しいって思うな! みき☆』
春香「……」
春香「よ、喜んでいいのかな…?」
翌日、春香さんは靴を履き忘れてやっぱり転びました
美希「はっほーなの!」
響「うぎゃー!?美希が煙突からやってきた!?」
美希「メリークリスマスなの!響!」
響「ど、どうしたんだその恰好!?」
美希「一日遅れのサンタさんなの、はい、響にプレゼント!」
響「プレゼントまで…なんか良くわからないけどありがとさー!」
美希「……ミキ的に響に合いそうなの頑張って選んだんだから、喜んでくれるとうれしいってカンジ!…あふぅ」
美希「それにしても聞いて欲しいの…プロデューサーも春香も酷いんだよ、ミキの事変な恰好とかなんで空飛んでるのかわからないとか・・」
響「へー、キミ、わざわざ外国から来たんだ…」
トナカイ「」コクコク
美希「……って聞いてないの!あとトナカイさんどうやってお家に入ってきたの!?」
美希「メリークリスマスなのー!」
雪歩「わっ、美希ちゃん!」
美希「雪歩、お誕生日おめでとうございましたなの!」
雪歩「昨日も祝ってくれたよね?」
美希「うん、でも今日はサンタさんとしてプレゼント!」
美希「はい、これ!」
雪歩「これは…マフラー?」
美希「うん、冬になったら寒くなるからあったかい方がいいかなって思って」
美希「どうかな?」
雪歩「うん…とってもあったかいよ…ありがとう美希ちゃん」
美希「どういたしましてなの!」
美希「あれ?」ヒョコ
やよい「……」すー すー
かすみ「zzz」
長介「」ぐーぐー
美希「……みんな寝てるの」
美希「…‥‥お菓子、ここにおいとくの、みんなで仲良く食べてね」
美希「めりくりなの、やよい」
コンコン
美希「千早さん、千早さん~」
千早「……あら?」
千早「美希?」
美希「歌の練習、してたの?」
千早「ええ、そんなところよ」
美希「そっか…‥‥」
美希「はい!クリスマスプレゼント!」
千早「これは…何かしら?」ガサゴソ
千早「……のど飴?」
美希「うん、千早さんにはいつまでも綺麗な歌を歌って欲しいから」
千早「……そう」
千早「ありがとう、美希……さっそく今日から使ってみるわね」
美希「応援してるの!」
小鳥「……」
小鳥「はあ……」
小鳥「辛いわ…」
ぴんぽーん
小鳥「……あら、こんな時間にお客さん?だれかしら…」
が ち ゃ っ
美希「メリークリスマス!」
小鳥「きゃっ!?美希ちゃん?!」
美希「一日遅れのクリスマスプレゼントなの・・・って言いたいけど」
美希「小鳥はもうそんな歳じゃないって偉いサンタさんに言われたの」
小鳥「」
美希「でも可哀そうだからプレゼント用意してって言ったらなんかくれたの!」
小鳥「そ、そう…ありがとう、美希ちゃ――!」
美希「『絶対開けるな』っていわれたから何が入ってるかわからないけど……小鳥?」
小鳥(こ、これはっ・・・・!?!?!?!?)
小鳥(間違いないわ、この重量感!)
小鳥(この重さバランス!この箱から感じるオーラ!)ゴゴゴゴゴゴ
小鳥(これは、これはっ!間違いないっ!間違いないわっ!)
小鳥(前から欲しかったけど高くて買えなかった伝説の×××・・・・!!!!)
小鳥「……」
美希「…小鳥―、ところで中身」
小鳥「ハッ!?」
小鳥「気にしちゃだめよ!気にしちゃダメよ美希ちゃん!」
小鳥「これは私の3/5以上の年齢にならないと見ちゃダメなの!」
美希「むぅ…つまんない」
美希「わかったの、それじゃあ次いくの…メリークリスマスー」
バンッ
小鳥「……むふ」
小鳥「むふふふふふふふ」
小鳥「ヒャッホ――――!クリスマスさいこーーーーー!」
美希「真くーん!」
真「わっ!?」ビクッ
美希「とうっ」シュタッ
美希「真くん!メリークリスマスなの!」
真「美希!?サンタさんやってるって話、本当だったんだ…」
美希「雪歩から聞いた?」
真「う、うん、そんな感じかな」
真(……)
美希「そっか…そんな真くんにプレゼント!」ドンッ
真(お、大きいっ…!)
真(今年はいい子にしてたから、きっとフリフリのスカートとかドレスが入ってるんだ…!)うきうき
美希「ミキ、忙しいから次行くね!それじゃあまた明日なの!」
真「うん、また明日…」
真「……!」ウキウキ
ガサゴソゴソゴソ・・・
真「こ、これは…!」
おめでとう!真はタキシードを手に入れた!(ファンファーレ)
真「……」
真「うん、美希だしそんな気がしてたよ」
亜美「うん!準備は出来てるよ!真美!」
真美「もうそろそろ時間だよね」
シャンシャんしゃんしゃん・・・
亜美「来た…!」
真美「同時に行くよ!3、2、1…」
美希「メリークリスマs」
亜美「いまだ!」
ガシッ! ガシッ!
美希「きゃあっ!?」
亜美「んっふっふ~…捕まえたぞ!ミキミキサンタ!」
真美「チューガクセーの癖にミニスカサンタなんて生意気だよー!」
美希「は、はなしてー!」ジタバタ
真美「そうはいかないよ!そのプレゼントが一杯詰まった袋…」
亜美「全部亜美達の物だ―!」
美希「きゃあああああ!?」
真美「んっふっふー、さてと、中身はー」
亜美「何が入ってるのかなー、楽しみだなー!」
真美「よし、開けるよ!」バサッ!
亜美「……?」
真美「……!?」
亜美「うああああああああああ!?」
真美「なんだこれは!?」
亜美「箱が2個入ってる以外は全部発泡プチロールだよー!?」
美希「……そんな気がしてるから初めから2個しか持ってきてないの!」
真美「ミキミキ…恐ろしい子…!」
亜美「は、図ったなー!」
美希「中身はちゃんとしたやつだから大人しくもらっておけばいいって思うな!じゃあね!」ぴょん!
亜美「ま、待てー!」
真美「ってか一っ跳びで煙突を!?」
美希「良く考えたら確かにすごいジャンプ力なの」ひょこ
真美「戻ってこなくていいよ!」
美希「……」シャンシャンシャンシャン
美希「ものすごい屋敷に住んでるかと思ったら意外と普通のマンションなの」シャンシャンシャンシャン
貴音「なんと…これは…」
美希「貴音、メリークリスマスなの」
貴音「くりすます…そういえば、本日は生誕祭でしたね」
美希「だから、ミキがプレゼントをあげるね、はい!」
貴音「おや、これは…ありがとうございます」
美希「今ここで開けてもいいよ?貴音の喜ぶ姿が見たいの!」
貴音「そうですか?では」スッ パカッ
貴音「……おや」
美希「どう、かな?」
貴音「……ふふ、これはまた随分と粋な…」
貴音「ありがとうございます、美希…今年も良い一年となりそうです」
美希「うん、ミキもだよ…それじゃ、次に行くね」
貴音「おや…まだ次の荷物があるのですか?」
美希「うん、あとちょっとだけどね」
貴音「そうですか…では、美希が円滑に仕事を終えれるように祈るとしましょうか」
美希「ありがとなの!それじゃ貴音、メリークリスマス!」
しゃんしゃんしゃんしゃん
貴音「……」
貴音「面妖な…現代の馴鹿は空を飛ぶのですか…?!」
美希「デコちゃん!遊びに来たの!」
伊織「ひゃっ!?」ビクッ
美希「メリークリスマスなの!」
伊織「美希!?どうやってこの家に入ってきたのよ?!あとデコちゃん言うな!」
美希「細かい事は気にしちゃダメなの、サンタパワーなの」
伊織「そ、そう、サンタパワーなら仕方ないわね…」
伊織「ってそんな事あるわけないじゃない!」
美希「細かい事気にしちゃダメなの、今日はクリスマスプレゼントを持って来たんだから!」
伊織「もう26日よ、美希」
美希「はい、これあげる」
伊織「……」
美希「……」
伊織「…まあ、せっかくだし受け取ってあげるわ、美希からのだし変なのじゃないでしょ」
美希「ありがとなの!」
伊織「それにしてもずいぶんと露出の多い服ねえ…寒くないのかしら」
美希「寒くないよ?」
伊織「本当?」
美希「うん、寒く…」
伊織「……」
美希「……」ぶるっ
美希「やっぱり寒くなってきたの!どこかあったまれる場所ない!?」ガタガタ
伊織「あそこにストーブあるわよ」
美希「あ、ありがとなの!」タタタタ
伊織「……」
伊織「結局なんなのよ、こいつは…」
美希「やっと見つけたの!あずさ!」
あずさ「……美希ちゃん?」
美希「そうだよ、ミキなの!」
美希「もう夜も遅くなっちゃったけど、あずさにプレゼント!」
美希「はい、どうぞ!」
あずさ「これは…髪留め?すごく立派…」
美希「メリークリスマスなの!!」
あずさ「そう…美希ちゃんがサンタさんだったのね…ありがとう♪」
美希「うん!どういたしましてなの!」
あずさ「ところで美希ちゃん、よく私の場所が分かったわね」
美希「このトナカイさんのお鼻がこっちだよって」
トナカイ「」ぴかぴか
あずさ「へえ…そうだったの…」
美希「ところでね?あずさ」
あずさ「ええ」
美希「ここどこ?」
・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
あずさ「‥‥…」
美希「……」
あずさ「…どこかしら?うふふふふふ…」
美希「……」
美希「ソリに乗っていいよ?もう荷物少ないし」
あずさ「ありがとう美希ちゃん、気が利くわね~」
美希「……なんとなくだけどそうしないといけない気がしてきたの」
美希「…このマンションだよね」
美希「……」
トナカイ「……」
美希「うん、いままでお疲れ様なの」
美希「それじゃあ……」
ガラガラ
美希「メリークリスマスなの!」
律子「……ええ、メリークリスマス、美希」
美希「……律子…さんにクリスマスプレゼント、持って来たの」
律子「そう、ありがとう…ところで」
美希「うん?」
律子「こんな夜遅くまで何やってたのかしら」
美希「・・・サンタさんだよ?」
律子「25日の夜に?」
美希「うん、お寝坊しちゃったの」
律子「……」
美希「……」
律子「……美希、あなたにはちょっと説教をする必要があるわね」
美希「え!?なんで!?みんなにプレゼント配ってたのに!」
律子「それでもだめよ!こんな夜遅くまで出回っちゃ!ここに座りなさい!」
美希「きゃーーーー!」
美希「……」プルプル
律子「…なんてね」
美希「え?」
律子「サンタクロースのお仕事があったのなら仕方ないわね…」
美希「ど、どうしたの?律子…さん」
律子「みんなから喜んでるメールがたくさん来たのよ、それと」
律子「『律子さんの家にも来るだろうから怒らないであげてね』って…」
美希「……みんな」
律子「……だから、今回は見逃してあげるわ……それにプレゼントを持って来たのに冷たくしたら罰当たりよね」
律子「美希……お仕事、お疲れ様」
美希「……」
美希「…………うん!」
律子「それじゃあ…ちゃんとまっすぐ帰るのよ…日が昇る前にね」
美希「わかったの…律子さん」
律子「……」
美希「……」
美希「‥‥メリークリスマスなの」
律子「ええ、メリークリスマス…そしてまた明日ね」
シャンシャンシャンシャン・・・
美希「あはっ☆…みんなにプレゼント配ってたら、眠くなってきちゃった…」
トナカイ「……」
美希「トナカイさんもお疲れ様なの…ミキ…明日もお仕事があるからもう寝るね…」
美希「今年も、いい一年だったなぁ……あふぅ……」
美希「‥‥…」
美希「……zzz」
シャンシャンシャンシャン・・・
それは、とある年のクリスマスの次の日の夜のお話
おしまい おしまい
慌てん坊のサンタクロースもいるんだからお寝坊さんのサンタクロースもいると思って書いたの
ネタが優先しちゃってうっかり忘れちゃって響ちゃんごめんね本当にごめんなさい
お粗末様でした、バイバイなの
それじゃ、一日遅れのメリークリスマス、よいお年をなの~
美希かわいい
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