古典SFのオマージュ
― 765プロ事務所 ―
テレビ『全国各地で突如発生した集団ヒステリーについての続報をお伝えいt』
ピッ
千早「これでわかったでしょ高槻さん!」
やよい「……」
千早「だ、だからお願い! 助けが来るまで私と一緒にここd」
やよい「ッ!」バッ
千早「駄目よッ!」ガシッ
やよい「離して下さい千早さんッ! 今すぐ……今すぐ長介たちの元へ行かなきゃ!」
千早「今、外へ出たら〝あいつら″に襲わr」
ガチャガチャガチャ!!
2人「!?」ビクッ
ドンドンドン!!
???「お願いッ! このドアを開けてッ!」
やよい「そ、その声は……」
???「ひびk……いえ、〝あいつ″がすぐそこまで迫ってるの!」
やよい「伊織ちゃん!?」
伊織「やよい!? お願い早くここを開けてッ!」
やよい「う、うん。いま開けるかr」
千早「待ってッ!」ガシッ
やよい「えっ」
千早「……水瀬さんの好きな飲み物は?」
伊織「その声はちはy」
千早「早く答えてッ!」
伊織「ひ、100%オレンジジュースよッ!!」
ガチャ
千早「ッ!」グイッ
伊織「きゃっ!」
やよい「は、はい!」カチッ
ガチャガチャガチャ!!
3人「!?」ビクッ
響「あはは☆ 嬉しくなるとついヤっちゃうんだ!」
伊織「嫌ァァァァ!!」
やよい「ひ、響さん!?」
響「ぎゃははは!! ランランルー♪」
千早「くっ!」
ドンドンドン
響「……おーい。なんで自分だけ中に入れてくれないんだ?」
響「お持ち帰りでたーくさん買ってきたからさ、みんなで一緒に食べようよ?」
響「ねぇ。だから早く……」
ドンドンドン!! ガチャガチャガチャ!!
響「このドアを開けろってばぁぁぁぁぁ!!」
伊織「もうやめてッ!!」
やよい「…うぅ……っ……ひびきさん…ッ!」
千早(こ、このドアが壊されたら私たちも我那覇さんのように……)
テレッテテテー i'm lovin' it テレッテテテー i'm lovin' it
響「……もー。今いい所なのに」
テレッテテテー i'm lovin' it テレッテ
響「はい、もしも……えっ!?」
響「うん、わかった! 自分も今からそっちへ行ってロッテ○アぶっ潰してやるッ!」
響「コラボの恩を仇で返してやるぞッ!」
ギャハハハハハ!!
――――――
――――
――
千早「……」
千早「もう大丈夫よ。我那覇さんは何処かへ行ったみたい」チラッ
千早(あら? この大きな鞄、水瀬さんが持ってきt)
伊織「何がもう大丈夫よッ!?」ガシッ
千早「ッ!」
伊織「ふざけるんじゃないわよ!? あんた、私を見殺しにするつもりだったでしょッ!!」
千早「……」
やよい「ち、違うよ伊織ちゃん! 千早さんはッ!」
伊織「……ッ!?」ピクッ
やよい「…ひっぐ……っ……うぅ…」
伊織「やよい……」
伊織「……ふん。もういいわよ」
伊織「それよりも……2人が無事でよかったわ」
やよい「わ、私はその……事務所にずっと居たから……」
伊織「運よくパニックから逃れることができたのね。他には誰かいないの?」
千早「私もその事を高槻さんに訊こうと思っていたの」
伊織「えっ? 千早はずっとやよいと一緒じゃなかったの?」
千早「え、えぇ……私も水瀬さんと同じでこの場所に逃げてきたばかりなの」
やよい「……今、この事務所に居るのは私たちだけです」
伊織「そんな……」
千早「くっ!」
千早「た、高槻さん?」
やよい「私、やっぱり長介たちの元へ行きますッ!」バッ
千早「だからそれは無茶よッ!」ガシッ
やよい「お願いしますッ! 行かせてくださいッ!」
伊織「……」
千早「み、水瀬さんも説得してッ!」
伊織「えっ!? そ、そうよやよい!」
伊織「とりあえず、まずはこの事務所内に使える道具があるかどうか調べるのが先よ!」
千早「それは名案だわ!」
千早「もしかしたらこの状況は打開するものが見つかるかもしれない。ね、高槻さん!?」
やよい「……わかりました」
――――――
――――
――
伊織「……」ガサガサ
やよい「あ、あの……私、社長室の方も見てきます」
千早「えぇ。何かあったらすぐに私たちの事を呼んでちょうだい」
やよい「はい……」ニコッ..
ガチャ バタン
千早「……」
千早(いったい、どうやってこの状況を打開すれば……)
千早「……そういえば水瀬さん。うさぎの人形はどうしたの?」
伊織「えっ」
千早「確か名前は……シャルル、だったかしら?」
伊織「あっ。そういえば逃げる途中で何処かへ落としちゃったみたい」
千早「……そう。あの人形は確か大切なものだっt」
伊織「そんなに心配しなくても平気よ」
千早「えっ」
伊織「また新しいのを買えばいいんだから」ニコッ
伊織「はぁ。それよりも役に立ちそうなものが全っ然ないじゃない! 全く!」
千早「……」
伊織「ど、どうしたの千早。顔が真っ青よ?」サッ
千早「来ないでッ!」バシッ
伊織「痛ッ……い、いきなり何するのよちはy」
千早「あ、あなた……」
伊織「えっ」
千早「誰ッ?」
伊織「……」
やよい「うぅ、ダメです……社長室にも役に立ちそうなものg」チラッ
伊織「……」
やよい「い、伊織ちゃん。どうしたの?」
千早「た、高槻さん……に、逃げてッ……」
伊織「ねぇ2人とも。お腹、空いていないかしら?」
やよい「えっ? う、うん。でも今はそれどころじゃ……」
伊織「にひひっ。私ね、実はここへ来る途中に食べ物いっぱい買ってきたの」ガサガサ
千早(あ、あの大きな鞄!?)
伊織「ハンバーガーでしょ? チーズバーガーでしょ?」サッ サッ
千早「ッ!」ゾクッ
伊織「それから……」
伊織「フライドポテトアップルパイてりやきバーガービッグマックベーコンレタスバしおpぢょh;ぁめrちゅkgh;:pl@f「せt:ryちゅい」
やよい「あぁ…ッ!」
千早「高槻さんッ! 早く〝そいつ″から離れてッ!!」
伊織「……そしてこれが私の一番好きな飲み物」サッ
伊織「マックシェイクよ」ニコッ
千早「くっ!」ドガァッ!
伊織「ぎゃぁ!!」
バタン!!
千早「た、高槻さん! 社長室のドアを押さえるの手伝ってッ!」
やよい「もう、いやッ……」
コンコン…
伊織「ちょっと千早。開けなさいよ。どうしたのよ急に?」
千早「……お願い」ボソッ
伊織「このスーパーアイドル伊織ちゃんを社長室に閉じ込めるなんて酷いじゃない」
千早「……静かにして」ボソッ
コンコンコン…
伊織「ねぇ千早。このドアを開けて? お願いよ」
千早「これ以上〝その声″で話しかけてこないでッ!!」ドン!
伊織「……」
ガチャガチャガチャ!!
伊織「あけrrzdfxfcgjhきおぷお8y7trおお!!」
千早「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
千早「しっかりして高槻さんッ! なんでもいいからバリケードになりそうなものを持っt」
テレッテテテー i'm lovin' it テレッテテテー i'm lovin' it
やよい「…ひっぐ……っ……」
千早「……」
テレッテテテー i'm lovin' it テレッテテテー i'm lovin' it
やよい「……っ…」
千早「……」
やよい「……」ニコッ
千早「えっ」
やよい「はい。あ、プロデューサー! 長介たちにハッピーセット届けてくれましたか?」
千早「そん、な……」
やよい「えっ? みんな喜んでくれた? うっうー! ありがとうございます!」
千早「うそよ……」
ガチャガチャガチャ!! ドンドンドン!!
伊織「あははは!! もしかして本当にやよいの三文芝居に気が付いていなかったの!?」
伊織「私はすぐに気が付いたわよ!? だって私たち……」
伊織「〝仲間″だもんね!! あははは!!」
伊織「大丈夫よ。千早もこっちへ来ればいいじゃない?」
伊織「とっても楽しいわよ? だから早く……」
ガチャガチャガチャ!! ドンドンドン!!
伊織「このドアを開けろぉぉぉぉぉぉぉ!!」
千早「もうやめてぇぇぇぇぇぇ!!」
やよい「千早さんがいけないんです」
千早「えっ…」
やよい「私は何度も何度も何度も何度も何度も何度も」
やよい「この場所から立ち去ろうとしたのに……」
千早「そんな……わ、私はただ……高槻さんの事を……」
やよい「でも、私はそんな優しい千早さんがとっても大好きです」ニコッ
千早「あっ…」
やよい「だから千早さんも、私たちと一緒に……」サッ
やよい「ハンバーガー食べましょう?」ニコッ
千早「えぇ、そうね……」
千早「私はもう……」
千早「お腹がぺこぺこよ……」ニコッ..
End.
以上です
ありがとうございました
うんそれだ!
らんらんるー♪
エグチは200円であれなら十分美味しかった
マック頑張ってるがあの事件以来また事件が何件もあるが、あれ絶対わざとだろと思う
相変わらず小さいし80円じゃないし具材ズレてるしぬるかったけど訳がわからない美味さだった
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