P「おかしくないよ」
伊織「おかしいわよ!何よいお『りん』って」
P「だって伊織に『ん』をつけたら自然とそういうアクセントになるだろ?」
伊織「普通にいおりんって言いなさいよ」
P「やだよ」
伊織「いやよ」
P「だめ」
P「それは困るな」
伊織「ほら、分かったら逆らわないの。『い』おりん、はいりぴーとあふたみー」
P「いお『りん』」
伊織「は?」
P「え?」
P「ごめん、もう直せないみたいだ」
伊織「そう、なら一生治らない傷を負わせてあげるわ」
P「覚悟してるよ」
伊織「ふん、言うじゃない」
P「プロデューサーだからな」
伊織「じゃあ目を瞑りなさいよ」
P「新堂さんは手を下さないのか?」
伊織「アンタなんかこの伊織ちゃんで十分よ」
P「優しいんだな」
伊織「うっさい!さっさと目を閉じる!潰すわよ?」
P「わかったよ」
伊織「うっさいわね、少し黙ってて」
P(伊織の浅い息遣いと、ほのかに甘い匂い)
P(柔らかな衣擦れの音とともに気配がこちらに近寄ってくる)
伊織「じゃあ、そろそろお別れね」
P「俺を殺すのか?」
伊織「にひひっ、アンタにしては上出来な人生だったんじゃない?」
伊織「ノリが悪いわね」
P「ごめんな」
伊織「この伊織ちゃんが許すと思ってるわけ?」
P「思ってないよ」
伊織「ちょっと!」
P「だってそうだろ?」
伊織「ま、まあそうだけど」
P「許してもらえるなんて思ってないよ。でも謝らないと収まりがつかないんだ」
伊織「そ、そう……それなら聞くだけ聞いてあげるわ」
P「ありがとう」
伊織「ふん!」
P「いおりん?」
伊織「その……そ、そんなに反省してるなら、特別に許してあげないこともないわよ?」
P「なあ、いつまで目を瞑ってないといけないんだ?」
伊織「うっさい!アンタの目が見えなくなるまでよ!」
P「目が見えないって、谷崎純一郎の小説みたいだな」
P「女性に虐められることが好きな作家さ」
伊織「いじめ……って何てこと教えるのよ!この変態!」
P「興味持っちゃった?」
伊織「そんな訳ないじゃない!タニザキなんちゃらなんて絶対読まないんだから!」
P「そっか」
伊織「何よ、アンタは読んでほしいの?」
P「いや、伊織は変な知識つけたらだめだ、知らないからいいんだよ」
伊織「ふん、当然よね!なんたって私は清楚で可憐なスーパーアイドル伊織ちゃんなんだから」
P「そうだな」
伊織「この伊織ちゃんがどこぞの変態の書いた本なんか読む訳ないじゃない」
P(フラグ乙)
P「そりゃもちろん」
伊織「そうね、私の言うことを一つ聞くなら、許してあげてもいいわよ」
P「何をすればいい?」
伊織「ずっと立ってて疲れたから、椅子になってくれる?」
P「疲れるからいやだ」
P「でもさ、俺も馬の真似はもうしたくないよ」
伊織「もう、しょうがないわね。今回は特別に膝の上でいいわよ」
P「いいけど、伊織は嫌じゃないのか?」
伊織「嫌に決まってるじゃない。アンタの膝の上にいるなんて想像したくもないわ」
P「じゃあ別のにした方が」
伊織「新堂を呼んだ方がいいかしら?」
P「い、いや、こっちの方がいい。俺なんかの上に乗ってくれてありがとうな」
伊織「分かってるじゃない」
伊織「」ストン
P(なぜ対面で座った)
伊織「なでなさいよ」
P「はいはい」ナデナデ
伊織「にひひ」
P(かわいい)ナデナデ
P「努力するよ」
伊織「楽しませなさいよね」
P(左手で頭を撫でながら、もう一方の手で伊織のあごの下を撫でる)
伊織「ふみゅう」
P(伊織は緩み切った表情だ)
P(次は亜美と真美がよく擦り擦りしている頬をつまむ)
伊織「ふょっほ、ふぁひを」
P「ぷにぷにでさらさらで、よく伸びるなぁ」
伊織「ふぉら、ひゃめなさいよ!」
伊織「気持ち悪いこと言わないでよ」ニコニコ
P「言葉と表情がまるでかみ合ってないよ」
伊織「正直に言えるわけないでしょ」
伊織「この、変態……」
P(伊織が頬を染めながら体を寄せてきた)
P(伊織の細くて柔らかい躰が上半身に密着し、二の腕は背中に回される)
P(発展途上ながら柔らかな双丘が押しつけられ、鼓動が聞こえんばかりだ)
伊織「責任、取りなさいよね」
P「責任とってトップアイドルにしてあげるからな」
伊織「ふん!」
小鳥(事務所で見せつけてくれて……爆ぜろピヨ)
小鳥「プロデューサーさん、ここに伊織ちゃんとあなたのスキャンダルの証拠があります」
小鳥「この映像が欲しかったら私の言うことを」
P「音無さん、水瀬絡みで強請るのはリスク高くないですか?」
小鳥「くっ、そこまで計算していたんですか」
P「偶然です」
おわり
いおりんのアクセントはなぜか後半に行ってしまいます
見てくださった方ありがとうございました
いおりんかわいい
乙です
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